ジャニーズJr.祭り Love-tune単独
2018年3月25日、横浜アリーナで行われたLove-tuneの単独コンサートは、"ジャニーズjr.祭り2018"のなかの一公演だった。
事前のインタビューでどんなコンサートになるのかを聞かれ、「ストーリー性のあるもの」と答えていた。
12:00開演
Overture
BGM:オルゴール音
男の子「ぼくの夢は、スーパーマンになること。だけど大人はぼくの夢を笑うんだ。ぼくの夢はおかしいのかなあ。夢を見るのはいけないことなのかなあ。」
AI「_私はいい夢だと思いますよ。」
男の子「君は?」
AI「_私の名前はLOVE,
_君の夢のサポートをするものです。
_そのために生まれました。」
インストがかかり、ひとりずつメンステのマンションに登場。全員揃うとステージに降りてくる。
1.CALL
2.言葉より大切なもの
3.T.W.L
ここまではバンド(メンステ)
序盤から声出しを煽って会場をあたためるコンサートの作り方がLove-tuneらしかった。
Overture 2nd
OPのつづき。
LOVE「_夢を叶えるには人間の様々な感情を知ることが大切です。_感情にはエネルギーがあり、そのエネルギーが夢へと突き動かしています。」
男の子「ぼくも叶えられるかなあ」
LOVE「_それはあなたが信じることで叶うでしょう。_今から夢を持った7人の感情があなたを夢へと突き動かしてくれます。」
モニターに『喜怒哀楽』の文字
4.Crystal sky(センステ)
5.Masterpiece(センステ→バクステ)
6.MU-CHU-DE 恋してる(バクステ→外周)
〜LOVEメドレー〜
7.ずっとLOVE
8.愛を叫べ
9.LOVE YOU ONLY
10.君にHITOMEBORE
怜「好きなんだよ、マジで!」
11.おーさか☆愛・EYE・哀
諸「おおさかァ〜〜〜〜」(こぶしがすごい)
安「いやいやいや、ここ……」
全「アイアイアイアイアイ、ア〜イ」
萩「横浜だよ!!!!!」(足ダンッ)
全「(ジャンプ)」ダチョウ倶楽部の団体芸
12.アイアイ傘(センステ)
突然のスーパーあらみゅタイム
13.愛ing-アイシテル-(トロッコ)
14.Love so sweet
15.This is Love Song(メンステへ)
モニターにはメンバーの直筆メッセージ
美「ず〜っと好きぽよ。みゅ〜と」
萩「みんなと同じ未来を見れますように!byけいご♡」
怜「デート相手募集中♡お問い合わせは俺まで。byながつー」
真「とぅきとぅきとぅき大とぅきbyさなぴー」
諸「愛してるぜベイベーbyモロたん♡」
安「これからもおれたち7人とみんなで幸せになろうね♡byけんちゃん」
顕「いつもありがとう!!byあらん」
この短い文章にもそれぞれの個性が溢れすぎてる。
【哀】
16.烈火
モニターにはZepp同様烈火in帝劇アイランドの映像
「なぜ人は争うのか」
帝劇で着ていた赤と金の煌びやかな袴に身を包んだ7人は刀を振り回し外周を縦横無尽に舞う。美しく力強く、なんとも血湧き肉躍る光景だった。
17.Triangle
【楽】
-モロササイズ-
モニターに大量の「モロ」の文字が浮かび上がる。
センステにモロさんが登場したときの会場の盛り上がりよ。
モロさん「今日お前たちは招待された!このトゥ"モロー"ランドに!勝ち残れるのはただひとり!座るか〜座らないか〜ふたつに〜ひと〜つ♪」(壮大なミュージカル調)「まさに、Dead or Arive」
萩「ちょっと待て!!…な〜ぜ〜争わないといけないのか〜」(超美声)
真「共に生きた仲間と〜」
怜「僕には愛する家族がいる!」
美「僕には愛する仲間が!」
「こんなゲームばかげてる〜」
顕「まるで!」(椅子に立ち上がり)
全「Crazy game」(キメポーズ)
安「…練習したんだね。」
モ「甘い!座るか〜座らないか〜♪」
全「座るか〜座らないか〜♪」
モ「ゲームスタート!」
椅子取りゲームの寸劇が始まり、どういう流れだったかそのあと横アリ1万5千人でモロササイズもした。(記憶が雑だな)
だけど小さなクリエという600人の箱から生まれたこのモロササイズが、1万5千人で埋まる横アリで実現したのは本当に感慨深かった。2013年から萩安がモロササイズ皆勤賞なのもなんかすごい。
18.前向きスクリーム
MC
19.侍唄(さなはぎもろ)
MC終わりではぎちゃんがスティールパンに挑戦したこと、今日それを披露することをやすいくんから話してくれた。
安「去年のJr.祭りでモロがサックス(のソロ)に挑戦して、今回は萩ちゃんがスティールパンだね。モロに感化された?」
萩「感化されたー」(にこにこしてる)
メンバーは「向上心がすごいよね!」って褒めてくれて、たしか2015年のクリエではぎちゃんが初めてアコギを披露したときもそんなことをもろやすみゅが言ってくれてたな〜と思った。全然変わってない。
どんな楽器なのか、軽く弾いてみせた曲はUnder the Seaで、みんな階段の上にいるはぎちゃんを見上げながら口々に「アンダーザシ〜♪」と歌ったりセバスチャンのモノマネをして、そんな些細なことでもたのしそうなLove-tuneが微笑ましかった。
はぎちゃんのスティールパンからそのまま侍唄に突入し、しょうきのサックス、さなぴのギターに合わさる3人の歌声、表情がやさしく素敵だった。
20.One Love(らんれお)
らんれおうれしいし王子様だし結婚式だ…参列できてよかった…。
21.Yes!(みゅうたろう)
割愛。(他意を含む)
22.Dye D?(メンステ)
Yes!終わり、例のシーツからはぎちゃんが歌いながら出てきてしばらく記憶はない。
【怒】
23.PARTY MANIACS(メンステ)
イントロかかって最初のみゅラップ、マンション最上階真ん中からの登場が風isを彷彿とさせるものだった。ニクい演出。
24.僕らのこたえ〜Here We Go〜(センステ)
25.superman(センステ→バクステ→外周→メンステ)
Here We Goが終わり、息を切らしてそのまま仰向けに寝転ぶ7人。
安「みんなの声が…聞こえてくる…」
会場から精一杯の声援が届くと【喜】としてのプレゼント=新曲が初披露される
変わりばえのない日常に疲弊しながらも、子どもの頃の純粋無垢な気持ちを振り返り、誰かにとってのsupermanのような存在への憧れを歌っていた。
最後は「I feel like superman! Superman!!」と、スーパーマンのポーズで一斉にステージのセリに飛び込んだ。
もう一度男の子とLOVEのやりとりがあったのはこのあたりだったはず。
「スーパーマンだから、夢を諦めない。」
『君と僕で新しい未来をつくるんだ』
男の子の声は次第にLove-tuneの声に変わっていき、私は鳥肌が立った。ここで点と点が線で繋がったようなハッと感。
26.SHE SAID...(メンステ)
飛び込んだセリから、まるで沈んだ戦艦が海底から姿を現わすようにバンドセットとLove-tuneがステージに現れた。今まさに出航というような。
正直supermanで本編が終わってもなんら不思議ではない綺麗な終わり方だと思ったけど、ここからさらにクライマックスへ持っていく、ただでは終わらないところがLove-tuneらしくていい意味で裏切られた瞬間だった。
27.NO WAY OUT(メンステ)
この曲だけはペンライトを置く、という恒例。真っ暗だけど、ステージ上だけが真っ白な光を浴びていた。
28.象
29.Dream on
安「夢見れるよな!?夢って最高だろ!」
もうここらへんは双眼鏡をのぞく余裕もなく、何かに応えるようにただただ歌い、Love-tuneの懸命な姿と気迫を目に焼き付けることに必死だった。ひたすらアツかった。たぶんあの会場にいた大半のひとがそうだったと思う。あとから局動画で7人の表情を見て、さらに胸を打たれた。
EC1.レッツゴー!!(スタトロ)
EC2.SEVEN COLORS
EC3.SHAKE(メンステ)
EC4.CALL
もうこの「2回目のCALL」(通称アンコールCALL)ってのが我を忘れるほど楽しい、、、
そしてガムパで約束してくれてから3年、単独公演で初めて銀テープが飛んだ。「銀テープおまたせ」ってひとことで、あれから同じ景色を一緒に見てきたんだなあと思わせてくれたことがうれしかった。
WEC.superman
14:10 終演
今回のコンサートのテーマは「夢」だった。
それはきっといまのLove-tuneのテーマでもあり、すごく等身大のコンサートだったなと思う。
本編最後のDream on、「ファンのみんなと一緒に歌いたい」って一週間前ぐらいにらじらーでやすいくんから伝えられた。メンバーは二週間前に言うことをお願いしていたらしく、その回のらじらー終わりのやすいくんのケータイはメンバーからの通知ですごかったらしい。それだけこの曲を事前に知っておいてもらうということが演出において大事だったのが今になってわかる。
やすいくんからそんなのお願いされて無視できるわけもなく、歌も勉強したし歌詞も読んだ。
限りない夢を追いかけていくから
掴みとれるまでDream on Dream on
憧れはほらその声に導かれ辿り着く日まで Keep on Dream on
公演前から「歌詞がすご…」と息を飲んでしまったけど、実際横アリで聞いてみたらLove-tuneがこの曲の存在を大事にしていた意味がより一層わかった。
それはLove-tuneの夢への揺るぎない意志と覚悟の証だった。
supermanという新曲を披露するまでの伏線がコンサートの軸になっていることも斬新で、派手な演出装置はないけど「夢」へのひたむきな想いが響いたし、何よりシンプルにめちゃくちゃたのしかった。
あの最初のBGMに使われていたオルゴール音は新曲だったし、男の子の夢であった"superman"は新曲のタイトルだった。「ぼくの夢はおかしいのかなあ」、『夢を見るって最高だよな!!』。
一番魅せたいもの、伝えたいことだけをぽんとセトリに入れるのではすこし味気ない、そこに至るまでのプロセスごとコンサートにしてしまう発想がやっぱり賢いし面白味があってドラマチックだなー。
最後の挨拶でやすいくんはこう言った
Love-tuneが7人になったとき、アリーナで単独コンサートをやることを目標にしました。
こんな形ではありますが、実現することができました。
やすいくんの、Love-tuneの野心がほんの少しむき出しになった瞬間が痛快でふふっと笑ってしまった。
これでこそLove-tune!
今度は正真正銘の単独アリーナコンサート、期待してます。