アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

伏線なんてない

(クリエC公演についてのはなしです)

今年もまたこの季節がやってきました、クリエの春。ジャニーズ銀座2016。

出演するメンバーとそれぞれのチームの日程が発表され、毎度のごとく各所からは阿鼻叫喚の声が響き渡ります。
 
例年と比べ今回のクリエで特徴的なのは、「ユニット」の多さでしょうか。去年までは「あの子がこのチームに!」なんて驚きもありましたが、今年はそれが少ない。つまりもともと存在するユニットがそのままチームとして公演を行うこととなったのです。ですが、そこで気になるのは「ジャニーズJr.」という括りの存在。「HiHi Jet」「SixTONES」「SnowMan」「Prince」「Travis Japan」「天才Genius」「They武道」「MADE」「ClassmateJ」これらのユニットも全て「ジャニーズJr.」という枠の中のはずですが、それとは別に存在する「ジャニーズJr.」という表記の存在。ちなみにユニットに所属しておらず、この「ジャニーズJr.」表記で今回のクリエに出演するのは羽生田挙武くん、中村嶺亜くん、高橋颯くん、安井謙太郎くん、萩谷慧悟くん、真田佑馬くんの6人のみ。(例外としてTravisJapanに所属する森田美勇人くんもポスター上ではこのジャニーズJr.にも含まれる)
ほぼユニットのみで形成されたクリエ公演なのになぜユニットに所属していない6人の出演もあるのか。逆にこれだけユニットがあって、ユニットに所属していないのに出演するこの6人はなぜこの段階でもユニット名が与えられなかったのか。納得できるような理由はなかなか見当たらない。
さらに挙武くん、嶺亜くん、颯くんの3人は天才Geniusとの出演なので、「ジャニーズJr.」表記のついているメンバーのみでの公演は(今のところ)安井くん、萩谷くん、真田くん、美勇人くんの4人のC公演のみということになります。TravisJapan、SnowManと同じく最多の7公演(他に追加公演があれば変動する可能性もあり)、隙間を埋めるような公演日程、千秋楽、、、不自然だと言われればそうかもしれないし意味があるようでたぶん何も意味なんてないのかもしれない。そんなことを考えては頭を悩ませる日々です。

 
安井くん、萩谷くん、美勇人くん、真田くんのC公演、それぞれにそれぞれの事情があり、、ファンも本人も迂闊にものごとを喋れないような、ほんの些細な希望も口に出せないような、息苦しい空気を個人的には感じています。素直に嬉しいひと、あの人がいないと落胆するひと、名前がほしいと期待するひと、このメンバーのみで括ってほしくないと嘆くひと。全員の願いを叶える解決策なんて、宇宙のはしっこまでさがしたって見つかりません。
だけどどうしても周りの意見を気にするあまり、申し訳なくなることが多く勝手に肩身の狭さを感じてしまいます。素直に喜びづらい。もちろん、ああなってほしい、こうなってほしい、と意見を言うことは全然悪いことじゃなくって、むしろ自担がより良い環境で活躍できるようにという期待の現れなわけで。じゃあ何をそんなに憂慮しているのかと考えたとき、万が一萩谷くんの耳に入ったらどうしよう、萩谷くんが100%嬉しいと感じる世界でそれを1ミリでも邪魔するネガティブな空気が存在してほしくない、彼の力ではどうにもならないことで悲しませたくはない、ということなんだと思う。ようは一方的なエゴなんだけど、ファンとしてはもうそれがすべて。

そして私個人としても、「クリエの出演者に名前が上がらなかったあの子もどうか…」という気持ちは過ぎったし、どうしてもそれは消えないんだけど、これから(今のところ)4人であのステージに立とうとして、それ以上でも以下でもなくまさにそのメンバー4人で最高のものを魅せようとしている人に対して、こちら側が勝手に挙げる要素で落胆するのは失礼な気がした。今は、いつもクオリティの高いパフォーマンスを魅せてくれるこの4人にただただ期待しかなく、そして萩谷くんがクリエのステージに立つとき、そこに安井くんと美勇人くんと真田くんも一緒にいるということが本当にうれしいです。

正直言うと、もう細かいことにこだわっている場合ではない、と周りの状況を見ると焦りにも似たような気持ちで思います。誰と一緒はイヤだ、誰々がいい、とこだわり続けてデビューを逃していくのか、そんなの私はごめんだ。もう今は目の前にあるものが全てだと信じて精一杯応援するしかない。ここまできたら、いや、本人がそう思い続ける限りは、とにかくデビューしてほしい。今与えられた状況で、出来ることに全力で努めてそれをデビューへと繋げてほしい。結局紙の上にちりばめられた文字や記号に何の意味もない。誰も伏線なんて描いてくれやしない。大事なのは、そこから自分たちの手で物語を切り拓いていく力だと思う。


そして、私は少ししゃべりすぎたと反省。