アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

未来へつづく岐路

Love-tuneクリエ、7人になってからの公演を書き留めておかなければと思いつつ、何を書くべきなのか分からないままオーラスから3週間近くが経ってしまった。

まあ無理に書かなくてもいいか、と思ったものの、未来の自分がきっと今を振り返りたくなる時がくるだろうなと思ったので、自分用に備忘録を。
 
 
 
 
初日、ステージに立っていたのはもちろんLove-tuneの4人のみ。一方、21日(全公演の2公演目)以降はステージにその4倍近くのJr.が立っていた。
 
「4人だけじゃない」と分かったのは、21日の昼公演がはじまるすこし前。クリエの中に本日公演の開演時間と出演者が書かれた紙の、出演者の部分が初日は「Love-tune」のみの記載だったのに対し、21日には「Love-tune/ジャニーズJr.」という表記になっていた。
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(5/6時点)
 
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(5/21以降)
 
Hi HiクラJ公演ではMr.KINGが登場したり、その前日(20日)Snow Manの公演では、ゲストとしてすの以外のJr.もステージに上がり歌を披露したりしていたので、そんなことが頭を過ぎったりした。
静かに待ちつつ、21日の昼公演が終演。濁流のように流れるレポには「J7」の文字。
J7と言えば、該当担であればすぐにわかる。「安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟阿部顕嵐、長妻怜央」の7人のこと。女性セブンが何度かこの7人を取り上げて紙面に載せてくれたことがきっかけだった。それが、まさか、クリエのステージで!実現した。
 
率直な感想は複雑だった。当たり前だろう。
個人的にはすごく好きなメンバーだったので、7人での公演は好意的だった。惜しい気持ちは萩谷くんが最年少ポジションでなくなることくらい。
だけど、初日の公演がたった4人だけで隙なく作られたセトリだっただけに、そのセトリもほぼ変更になったことや、私が初日に「Love-tuneクリエはしあわせクリエだ」と感じた気持ちを21日以降に見る人も感じるものだと確信していたのに、ソロ、なくなった半分のユニ曲、4人だけの公演をたのしみにしていた人の嘆く声がそこにはあった。それが哀しかった。
と、その一方で、公演自体は「すごく楽しい」という感想も本当に多かった。私も7人の公演を見て思ったのはとにもかくにもまず「楽しい」。こんな状況で信じられないかもしれないけど、本当に楽しい。それはもうあの子たちの経験や技量のなす術だろう。
 
最終的なセトリ(5/31)は
2.LOVE,HOLIDAY(4人+モロ)
ここまでモロがステージから身を乗り出すくらい前のめりになって煽る。煽って煽ってこれ以上煽れないぐらい煽る。こっちも負けじと声出して、出して出して出しまくって、おかしくて笑っちゃうぐらい楽しかった。
 
3.BAD BOYS(4人+モロ)
4.感じるままに輝いて(萩安)
5.BOMB(さなみゅ)
6.FIRE BEAT(4人+モロ顕嵐怜央、ここでバックも登場)
7.Love-dogs(モロササイズ)
8.粉もん(4人)
最終日、真顔タットの前に「ワン!」って吠えてきた。最後まで改善できるところは改善していく姿勢。
 
9.ETERNAL MIND(7人)
10.Kiss魂(7人)
エタマイ→Kiss魂の流れ、息を飲んだ。かっこよすぎて目が眩む。Kiss魂では3:4に対峙してダンスバトルのような展開になって、こう書くとどういう状況?って感じだけど、はぎもろが胸ぐら掴んで殴りかかったりするんだ。最高だった。

11.レスキューレスキュー(7人)
歌いだしはあるはるで萩谷くんのドラムに固定されたマイクに顔を近づけて歌う。あるはるかわいくてうれしい。「For your peace」はみんなでドラム萩谷くんのもとに駆け寄って笑顔でピース。かわいい。すっごくかわいくて平和な7人組だった。
 
MC
 
12.Heavenly psycho(萩弾き語り→7人)
ステージに萩谷くんだけ残されてキーボードで弾き語り。もう椅子の位置を何度も微調整したり姿勢を正して息を整えて、頭の先からつま先まで緊張でいっぱいみたいな萩谷くん。震える指で、震える声ではじまった。綺麗な時間だった。言葉にできないくらい、やさしく強く、美しかった。

13.言葉より大切なもの(7人)
・バックJr.メドレー
14.Black &White(7人)
15.アイノビート(7人)
キスマイの2nd Overtureの曲でライトセーバーみたいなものを使った演出。それを4回組み合わせて「L O V E」の4文字。そこからブラホワのイントロがかかる。スノドコン同様の流れ。銀河突き抜けてかっこよかった。かっこよさの鋭さで、心臓貫かれるようだった。ブラホワ終わって間髪入れずにアイノビのイントロ。全員が中央に集まって体を揺らしていく。天才的にかっこいい。

16.Finaly Over(7人)
歌い狂う。

17.自分のために(7人)
18.LET'S SING A SONG(7人)
EN.Oh yeah!(7人)
WEN.Seven Colors(7人)
3EN.前向きスクリーム
「前向き前向き!」って交互に振り向く7人がかわいかったー。最後にこれをもってくるところが本当におかしくて笑ったしお祭りみたいに楽しかった。あくまで「前向き」!
4EN.挨拶
緞帳の前に7人で出てきて挨拶。「ありがとうございましたー!!」って地声で叫んで、最後は楽しそうに捌けてった。




そんなわけでLove-tuneクリエはとても楽しかった。終わった直後は、なんか分からないけどたぶんそういうことなんだろうな、でも確実ではないんだろうなという風に受け取った。
Love-tuneも、あくまでゲストという立ち位置だった3人も、公演中特に様子が変わっているということは全くなく、ただ公演を盛り上げることに注力していた。ジャニーズJr.という世界で育ってきたプロだった。


初日の公演後から20日までのどこかでWiNK UPの取材があった。そこではもちろんクリエの話題。
萩「オレらの公演は頭のほうに4人でやって、5月後半に今度は7人でやるっていう変則的な形で」
安「後半はモロ、顕嵐、長妻の3人も加わるでしょ?それもどう変化が起きるんだろうって、めっちゃ楽しみ!」
真「世の中の人は"定番の組み合わせ"って安心感があるかもしれないけど、このあいだ話したとき、どうやらオレらはそういうことより意外性が好きって判明したんだよね(笑)」
安「組み合わせによってガラッと変化するってことあるじゃん。"なんでこの組み合わせ?"って意外性、大好物(笑)!というわけで、今後も「安定」は求めず、常に新しい面を見せていこうと思ってるLove-tune!」

初日の時点で7人になることが分かっていた…のかは定かではないけど、初日を見た際にはそんな様に見えなかったのでこの対談にはすこしたじろいだ。3人が加わったことが誰によるものかは分からない。さすがに4人が意志を持ってそうしたorそう出来るようには思えないけど、前向きに物事を考えてるらしい。
個人的な意見を言うと、好きなグループに毎回「スペシャルゲスト」的な人がいるのはあまり好ましくない。今回そういう形になってしまっただけだと思ってるので、特に気にしていないけどね。

今は何を考えるにも4人か7人か、早く決着がつくといいし、どちらの覚悟もついていて。
4人はもとから良い。良いパフォーマンスを何度も見てきた。7人は、ビジュアルの「売れる…!!」感がものすごかった。一気に未来がひらける感覚。
ただ、4人でさえ抱えた問題は解決していなかったところを、7人になって抱えた問題の重さは計り知れないわけで。それは本人たちの力ではどうしようもないので、出来るだけ肩にのしかかった重荷は全員で分け合えていたらいいし、それぞれが一番しあわせな未来と納得のいく未来があればいい。
本人たちさえ納得していれば、萩谷くんが笑っていれば、私はそれでいいので、もうすこし気長にその時を待ってみる。