アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

不安だって分かり合って 笑ってたいね

5/6,21,22,31という日程で行われるLove-tune inシアタークリエ。

1公演目は5/6金曜日、GWの中の平日、19:00公演、天気は雨。
会場は少し蒸し暑くて、なんとなく落ち着かない空気と、どこかお互い探り探りな空気が漂っていた。
それが開演時間、幕の向こうから聞こえた円陣のようなかけ声で、歓声が上がり、一気に空気が変わった。あの、気合いに満ち溢れた声と歓声を聴いたとき、私はなんだか盛り上がることを許されたような気がした。Love-tuneの4人は、というか4人を取りまく環境が、それぞれ訳ありなところがあるので、きっとこの存在を快く思わない人も多いかもしれない。でも少なくとも、今ここにいる人は、Love-tuneのステージを楽しみにしていて、本人たちも目の前のステージを気合いたっぷりに臨もうとしている、もうそれだけでこの上なく幸せなことのように感じた。

はじまってすぐ、「俺たちがー、Love-tune!!」。ずーっとずーーっと聞きたかった言葉。何度も何度も「らぶとぅーん」「らぶとぅーん」って言ったり言われたり。「俺たちらぶとぅーんって言われると嬉しいの!」って今度は本当にうれしそうでほっとした。"今度は"っていうのは、春の少クラSPでLove-tuneと紹介されたとき、何も考えずに率直に感じたことを言うと、全然うれしそうじゃなかったから。各方面への配慮があることも分かる、でもあまりにもおめでたくはなかった。だから今回、Love-tuneと笑顔で口にする姿が本当にうれしかった。その笑顔が見たかったんだよ。

個人的な意見だけど、Love-tuneの4人には個人主義的なイメージがあって、前に進むためなら時に何かを切り捨てることも厭わないひとたちだと思ってた。別にそれは悪いイメージではないし、今でもそれは変わってない。でも、すごく人間味のあるステージだった。1〜3曲目まで幸せな曲が続くところとか、MCも攻撃的ではなくおおらかで、終わったときに幸福で胸がいっぱいになった。

あと、お客さんの存在が本当に大きい。Love-tuneのファンの方は比較的「盛り上がりたい」という思いが強いんだなあということを知った。声もよく出すし、腕も上げる。さなじいコールも始まるとすぐにノる。その空間ごとすごく楽しかった。




まだ1公演しか終えてないけど、この公演を通して特に安井くんの、Love-tuneというグループを、メンバーを大事にしていきたいという想いが痛いほどに伝わった。
あまり態度に表す人ではないと思っていたからそれには正直驚いた。そして、どうしよう、と思った。この感情の大きさ。熱。受け止めるにはあまりにも重い。覚悟があるなんて簡単に言えないし、本当のところはこれから何が起きたってすべて受け止められるだけの器もない。でもやっぱり私は萩谷くんが夢を叶える姿を見たいし、Love-tuneをできるだけ長く見ていたい。迷う余地なんてなかった。

真田くんは、たぶんこのグループがなくなってもそんなに悲しまない。少なくとも今は。真田くんのことをあまり深く知らないから印象の記録として書くけど、たとえひとりになっても強く生きていけそう、というのは見ていてすごく思う。あんまり人に執着しないんだろうな。こうやって書くと冷たい印象になってしまうけど、MCで3人に何かフられて面白いこと言えなくて、「こういうボケもできないの〜もうやってらんないわ〜〜(泣)」ってヘコむところとか、少々ぽんこつですごく愛らしい人。これから心情の変化があったりするのかな〜あるとうれしい。

美勇人くん。私はこの人から「Love-tuneのメンバーでよかった」って言葉が聞けたら、そんな日がきたらたぶんおいおい泣くだろう。だけど今は他の3人がLove-tuneについて話すたびに、私は美勇人くんの顔色ばかりをうかがってしまいます。自分の幸せは、美勇人くん自身で選択してほしい。



なんだかややクリエとは関係ないことになってしまったけど、つまりこういうことを考えざるを得ないクリエだった。今が幸せで、ただただ幸せなだけだったらいいのに。だれにも悲しい思いはしてほしくないし、うらまれてもほしくない。
どうか、4人にとって幸せな未来が訪れますように。

5/31までけがなく素晴らしいステージを!


セトリ順の感想はこちらLove-tuneクリエ はじめの一歩 - アイスが溶ける前に