アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

Boys Don't Stop

ちょっと前の横アリ、その日はJUMPのコンサートだった。

後半の見せ場だと思う。「Boys Don't Stop」を観ながら、「ああ、これはあの4人もやりたそうだなあ」と、ぼんやり思った。

「あの4人」っていうのは、舞台DREAM BOYSでも一緒にパフォーマンスをしていた安井くん、真田くん、みゅうとくん、萩谷くんのこと。

それはすごくかっこいい曲で、こういうゴツゴツした、でもアイドルらしさを忘れていないガシガシ踊れる曲で魅せたいだろうなあと思ったのはもちろん、本当は自分が観たいだけだろと言われたらそれは否定できない、、

 

そして「やりたそうだなあ」と思ったのと同時に、「またDon't stop系だ」と思った。

なんでそう思ったかって、ドリボでこの4人が披露した、ミックスされていた3曲の歌詞全部に「止まらない(Don't stop)」というような意の単語が入っていたから。これは奇遇なのか、何かしらの意図が含まれているのか、考えれば考えるほど深読みに過ぎないけど、このタイミングでこの単語を何度も何度も、しつこいくらい口にするのは何かの運命かもしれないなあなんてことを考えていた。本当に、都合のいいただの深読み。

 

選曲が気になるのはもちろん、そのドリボで、あの4人によって披露されたものはなんであんなに凝っていたのかということは、それ以上に引っかかって離れないし、素晴らしいものであればあるほどもっと次も見たいと、欲が出てしまうから困る。

 

そのはぎやすさなみゅのTake Over×FOREVERは3分もないくらいだったかなあ。ショータイムの途中、前の曲が終わると袖からドラムセットの台を押して出てきて、「We never stop!」の掛け声とドラムの音だけが響く帝国劇場。少しだけ、空気が変わる瞬間。

なんとなくの感覚にすぎないけど、顔つきとか、漲るものから、この3分弱に賭けているのだろうなあと分かる感じ。そしてその流れがこれ(下記)

 

①Take Over

②DON'T U EVER STOP(繋ぎ)

③FOREVER

④Take Over×FOREVER(サビ)

⑤FOREVER(Boom!Here come the boys~)

⑥Take Over(アウトロの数秒)

 

グループでもない人たちのたった3分弱がどうしてこんなに作りこまれているんだ、っていう疑問はもうずーっと頭を悩ませている。それは風is a Doll?のときも思った。

全6公演の4公演目でこの4人曲と、登場の位置ですら変えてきたときとか(つまり照明の動きも変わる)、ふとモニターを見ると、カメラワークとエフェクトでそれはそれはかっこよくしてもらっていたパリマニとか。4人のために、しかもみゅうとくん筆頭にデザインして作ってもらったドリボの衣装もそう。何か期待されていることがあるのか、たまたまそういうことが重なっただけなのか、分からない。4人が、立っているそのステージのみに留まらないそれ以上のものを見据えているのかも、当然分からない。でも、たぶん本人たち発信で、やりたいことをやらせてくれる環境がそこにはあって、協力的な大人がいるのかもしれないなあ、ということだけは分かる。そしてそれはとても心強い。やりたいことをやりたい人と、夢物語を語るだけでなく、出来るうちに実現させることができればきっと後悔はしない。

 

 

 今、みゅうとくん以外は、ユニットに所属していない、いわゆる「無所」。Jr.内でユニットがどんどん作られ、昨日と今日とでは全く変わってしまうこの状況で、ふと下を見るとぐらぐら揺れる足元。

 未来から過去を振り返った時、今がどういう位置づけになっているのか、想像も出来ないけれど、この、「We never stop」がせめてものメッセージで、総意なのかもしれない。

「 We never stop」

 

 そして、Boys Don't Stop!