アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

未来へつづく岐路

Love-tuneクリエ、7人になってからの公演を書き留めておかなければと思いつつ、何を書くべきなのか分からないままオーラスから3週間近くが経ってしまった。

まあ無理に書かなくてもいいか、と思ったものの、未来の自分がきっと今を振り返りたくなる時がくるだろうなと思ったので、自分用に備忘録を。
 
 
 
 
初日、ステージに立っていたのはもちろんLove-tuneの4人のみ。一方、21日(全公演の2公演目)以降はステージにその4倍近くのJr.が立っていた。
 
「4人だけじゃない」と分かったのは、21日の昼公演がはじまるすこし前。クリエの中に本日公演の開演時間と出演者が書かれた紙の、出演者の部分が初日は「Love-tune」のみの記載だったのに対し、21日には「Love-tune/ジャニーズJr.」という表記になっていた。
f:id:creamsodaboy:20160619125800j:image
(5/6時点)
 
f:id:creamsodaboy:20160619114739j:image
(5/21以降)
 
Hi HiクラJ公演ではMr.KINGが登場したり、その前日(20日)Snow Manの公演では、ゲストとしてすの以外のJr.もステージに上がり歌を披露したりしていたので、そんなことが頭を過ぎったりした。
静かに待ちつつ、21日の昼公演が終演。濁流のように流れるレポには「J7」の文字。
J7と言えば、該当担であればすぐにわかる。「安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟阿部顕嵐、長妻怜央」の7人のこと。女性セブンが何度かこの7人を取り上げて紙面に載せてくれたことがきっかけだった。それが、まさか、クリエのステージで!実現した。
 
率直な感想は複雑だった。当たり前だろう。
個人的にはすごく好きなメンバーだったので、7人での公演は好意的だった。惜しい気持ちは萩谷くんが最年少ポジションでなくなることくらい。
だけど、初日の公演がたった4人だけで隙なく作られたセトリだっただけに、そのセトリもほぼ変更になったことや、私が初日に「Love-tuneクリエはしあわせクリエだ」と感じた気持ちを21日以降に見る人も感じるものだと確信していたのに、ソロ、なくなった半分のユニ曲、4人だけの公演をたのしみにしていた人の嘆く声がそこにはあった。それが哀しかった。
と、その一方で、公演自体は「すごく楽しい」という感想も本当に多かった。私も7人の公演を見て思ったのはとにもかくにもまず「楽しい」。こんな状況で信じられないかもしれないけど、本当に楽しい。それはもうあの子たちの経験や技量のなす術だろう。
 
最終的なセトリ(5/31)は
2.LOVE,HOLIDAY(4人+モロ)
ここまでモロがステージから身を乗り出すくらい前のめりになって煽る。煽って煽ってこれ以上煽れないぐらい煽る。こっちも負けじと声出して、出して出して出しまくって、おかしくて笑っちゃうぐらい楽しかった。
 
3.BAD BOYS(4人+モロ)
4.感じるままに輝いて(萩安)
5.BOMB(さなみゅ)
6.FIRE BEAT(4人+モロ顕嵐怜央、ここでバックも登場)
7.Love-dogs(モロササイズ)
8.粉もん(4人)
最終日、真顔タットの前に「ワン!」って吠えてきた。最後まで改善できるところは改善していく姿勢。
 
9.ETERNAL MIND(7人)
10.Kiss魂(7人)
エタマイ→Kiss魂の流れ、息を飲んだ。かっこよすぎて目が眩む。Kiss魂では3:4に対峙してダンスバトルのような展開になって、こう書くとどういう状況?って感じだけど、はぎもろが胸ぐら掴んで殴りかかったりするんだ。最高だった。

11.レスキューレスキュー(7人)
歌いだしはあるはるで萩谷くんのドラムに固定されたマイクに顔を近づけて歌う。あるはるかわいくてうれしい。「For your peace」はみんなでドラム萩谷くんのもとに駆け寄って笑顔でピース。かわいい。すっごくかわいくて平和な7人組だった。
 
MC
 
12.Heavenly psycho(萩弾き語り→7人)
ステージに萩谷くんだけ残されてキーボードで弾き語り。もう椅子の位置を何度も微調整したり姿勢を正して息を整えて、頭の先からつま先まで緊張でいっぱいみたいな萩谷くん。震える指で、震える声ではじまった。綺麗な時間だった。言葉にできないくらい、やさしく強く、美しかった。

13.言葉より大切なもの(7人)
・バックJr.メドレー
14.Black &White(7人)
15.アイノビート(7人)
キスマイの2nd Overtureの曲でライトセーバーみたいなものを使った演出。それを4回組み合わせて「L O V E」の4文字。そこからブラホワのイントロがかかる。スノドコン同様の流れ。銀河突き抜けてかっこよかった。かっこよさの鋭さで、心臓貫かれるようだった。ブラホワ終わって間髪入れずにアイノビのイントロ。全員が中央に集まって体を揺らしていく。天才的にかっこいい。

16.Finaly Over(7人)
歌い狂う。

17.自分のために(7人)
18.LET'S SING A SONG(7人)
EN.Oh yeah!(7人)
WEN.Seven Colors(7人)
3EN.前向きスクリーム
「前向き前向き!」って交互に振り向く7人がかわいかったー。最後にこれをもってくるところが本当におかしくて笑ったしお祭りみたいに楽しかった。あくまで「前向き」!
4EN.挨拶
緞帳の前に7人で出てきて挨拶。「ありがとうございましたー!!」って地声で叫んで、最後は楽しそうに捌けてった。




そんなわけでLove-tuneクリエはとても楽しかった。終わった直後は、なんか分からないけどたぶんそういうことなんだろうな、でも確実ではないんだろうなという風に受け取った。
Love-tuneも、あくまでゲストという立ち位置だった3人も、公演中特に様子が変わっているということは全くなく、ただ公演を盛り上げることに注力していた。ジャニーズJr.という世界で育ってきたプロだった。


初日の公演後から20日までのどこかでWiNK UPの取材があった。そこではもちろんクリエの話題。
萩「オレらの公演は頭のほうに4人でやって、5月後半に今度は7人でやるっていう変則的な形で」
安「後半はモロ、顕嵐、長妻の3人も加わるでしょ?それもどう変化が起きるんだろうって、めっちゃ楽しみ!」
真「世の中の人は"定番の組み合わせ"って安心感があるかもしれないけど、このあいだ話したとき、どうやらオレらはそういうことより意外性が好きって判明したんだよね(笑)」
安「組み合わせによってガラッと変化するってことあるじゃん。"なんでこの組み合わせ?"って意外性、大好物(笑)!というわけで、今後も「安定」は求めず、常に新しい面を見せていこうと思ってるLove-tune!」

初日の時点で7人になることが分かっていた…のかは定かではないけど、初日を見た際にはそんな様に見えなかったのでこの対談にはすこしたじろいだ。3人が加わったことが誰によるものかは分からない。さすがに4人が意志を持ってそうしたorそう出来るようには思えないけど、前向きに物事を考えてるらしい。
個人的な意見を言うと、好きなグループに毎回「スペシャルゲスト」的な人がいるのはあまり好ましくない。今回そういう形になってしまっただけだと思ってるので、特に気にしていないけどね。

今は何を考えるにも4人か7人か、早く決着がつくといいし、どちらの覚悟もついていて。
4人はもとから良い。良いパフォーマンスを何度も見てきた。7人は、ビジュアルの「売れる…!!」感がものすごかった。一気に未来がひらける感覚。
ただ、4人でさえ抱えた問題は解決していなかったところを、7人になって抱えた問題の重さは計り知れないわけで。それは本人たちの力ではどうしようもないので、出来るだけ肩にのしかかった重荷は全員で分け合えていたらいいし、それぞれが一番しあわせな未来と納得のいく未来があればいい。
本人たちさえ納得していれば、萩谷くんが笑っていれば、私はそれでいいので、もうすこし気長にその時を待ってみる。





不安だって分かり合って 笑ってたいね

5/6,21,22,31という日程で行われるLove-tune inシアタークリエ。

1公演目は5/6金曜日、GWの中の平日、19:00公演、天気は雨。
会場は少し蒸し暑くて、なんとなく落ち着かない空気と、どこかお互い探り探りな空気が漂っていた。
それが開演時間、幕の向こうから聞こえた円陣のようなかけ声で、歓声が上がり、一気に空気が変わった。あの、気合いに満ち溢れた声と歓声を聴いたとき、私はなんだか盛り上がることを許されたような気がした。Love-tuneの4人は、というか4人を取りまく環境が、それぞれ訳ありなところがあるので、きっとこの存在を快く思わない人も多いかもしれない。でも少なくとも、今ここにいる人は、Love-tuneのステージを楽しみにしていて、本人たちも目の前のステージを気合いたっぷりに臨もうとしている、もうそれだけでこの上なく幸せなことのように感じた。

はじまってすぐ、「俺たちがー、Love-tune!!」。ずーっとずーーっと聞きたかった言葉。何度も何度も「らぶとぅーん」「らぶとぅーん」って言ったり言われたり。「俺たちらぶとぅーんって言われると嬉しいの!」って今度は本当にうれしそうでほっとした。"今度は"っていうのは、春の少クラSPでLove-tuneと紹介されたとき、何も考えずに率直に感じたことを言うと、全然うれしそうじゃなかったから。各方面への配慮があることも分かる、でもあまりにもおめでたくはなかった。だから今回、Love-tuneと笑顔で口にする姿が本当にうれしかった。その笑顔が見たかったんだよ。

個人的な意見だけど、Love-tuneの4人には個人主義的なイメージがあって、前に進むためなら時に何かを切り捨てることも厭わないひとたちだと思ってた。別にそれは悪いイメージではないし、今でもそれは変わってない。でも、すごく人間味のあるステージだった。1〜3曲目まで幸せな曲が続くところとか、MCも攻撃的ではなくおおらかで、終わったときに幸福で胸がいっぱいになった。

あと、お客さんの存在が本当に大きい。Love-tuneのファンの方は比較的「盛り上がりたい」という思いが強いんだなあということを知った。声もよく出すし、腕も上げる。さなじいコールも始まるとすぐにノる。その空間ごとすごく楽しかった。




まだ1公演しか終えてないけど、この公演を通して特に安井くんの、Love-tuneというグループを、メンバーを大事にしていきたいという想いが痛いほどに伝わった。
あまり態度に表す人ではないと思っていたからそれには正直驚いた。そして、どうしよう、と思った。この感情の大きさ。熱。受け止めるにはあまりにも重い。覚悟があるなんて簡単に言えないし、本当のところはこれから何が起きたってすべて受け止められるだけの器もない。でもやっぱり私は萩谷くんが夢を叶える姿を見たいし、Love-tuneをできるだけ長く見ていたい。迷う余地なんてなかった。

真田くんは、たぶんこのグループがなくなってもそんなに悲しまない。少なくとも今は。真田くんのことをあまり深く知らないから印象の記録として書くけど、たとえひとりになっても強く生きていけそう、というのは見ていてすごく思う。あんまり人に執着しないんだろうな。こうやって書くと冷たい印象になってしまうけど、MCで3人に何かフられて面白いこと言えなくて、「こういうボケもできないの〜もうやってらんないわ〜〜(泣)」ってヘコむところとか、少々ぽんこつですごく愛らしい人。これから心情の変化があったりするのかな〜あるとうれしい。

美勇人くん。私はこの人から「Love-tuneのメンバーでよかった」って言葉が聞けたら、そんな日がきたらたぶんおいおい泣くだろう。だけど今は他の3人がLove-tuneについて話すたびに、私は美勇人くんの顔色ばかりをうかがってしまいます。自分の幸せは、美勇人くん自身で選択してほしい。



なんだかややクリエとは関係ないことになってしまったけど、つまりこういうことを考えざるを得ないクリエだった。今が幸せで、ただただ幸せなだけだったらいいのに。だれにも悲しい思いはしてほしくないし、うらまれてもほしくない。
どうか、4人にとって幸せな未来が訪れますように。

5/31までけがなく素晴らしいステージを!


セトリ順の感想はこちらLove-tuneクリエ はじめの一歩 - アイスが溶ける前に

Love-tuneクリエ はじめの一歩

5/6 Love-tune in シアタークリエ

Love-tuneとしては初のステージでした。メンバーは安井謙太郎くん、真田佑馬くん、森田美勇人くん、萩谷慧悟くんの4人。開演時間はなぜかここだけ遅くて、19:00から。終演は21:00ちょっと前。


19:00 幕の向こうから円陣のような気合の声。歓声が上がる客席。そこから「らぶとぅん!(パンパン)らぶとぅん!(パンパン)」のコールが始まったんだっけ。

0.overture
幕が開く前に真田くん→萩谷くん→美勇人くん→安井くんの順で煽るように挨拶。幕にロックポーズみたいな、(本人たち曰くLove-tuneポーズ)手のシルエットが映し出される。記憶が曖昧だけど、ここの音楽はかっこいいかんじだったと思う。

始まるやいなや、「Love-tuneがきたぞー!」って安井くんがうれしそうに言ったので、ああもうこれは最高の公演になると確信した。

2.LOVE,HOLIDAY./TOKIO(バンド)
メンバー紹介・C&R。メンバー紹介は安井くんが言って、安井くんの紹介だけ真田くんが。覚えてるごく一部だけ。
真田くんは「グループ1のサブカル男子 〜(あだ名は)さなじい?でもほんとはさみしい?真田佑馬〜!」みたいな紹介だった気がした。「さなじい」と「さみしい」を掛けるかんじ、メンバー紹介文っぽくてたまんない。で、萩谷くんはなんだろ!?って楽しみにしてたら「みんな大好き萩ちゃん!もうすっごいかわいいすーごいかわいいずっとかわいいかわいいかわいい(以下略...」みたいな感じでさすがの私も狼狽えた。最後は「刻むリズムで世界を鳴らせ!萩谷慧悟〜!」で締め。誰よこの文考えたの、サイコーじゃん?美勇人くんは「モデル」がなんとかかんとか…って紹介だった…と思う……正直に言うけど、萩谷くんの紹介に動揺しすぎて全然頭に入ってこなかった……………。安井くんは「見た目は子ども、頭脳はオトナ!」ハイかわいい〜!
そしていきなり要求された「らぶとぅんとぅん!らぶとぅんとぅん!」という高度なC&R。すぐに安井くんの「びっくりしたでしょ?」といういたずらっ子な笑顔を頂き安心したのも束の間、その後この高度なC&Rを叩き込まれることになる。

3.愛を叫べ/嵐(バンド)
別名"LOVEを叫べ"。「♪このらーぶらぶらぶらぶらぶとぅーんを しーんあいあいあいなるひとーへ」「♪素晴らしい未来へLOVEを叫べ〜」これまた急に替え歌はじまったけど、たちまち会場は微笑ましい空気に包まれて、私はこの辺で「らぶとぅんクリエはしあわせクリエだ…」と思ったとか思ってないとか。踊れるのは楽器弾いてない安井くんだけだから、サビは完全にやっすーカワイイタイムと化していた。あと「幸せになってきれなきゃ困るぜベイべ」で安井くんは客席を右から左へ指さしてたけど、そのセリフそっくりそのままお返しするわ。

-ミニMC-
みんな楽器をおいて前に出てくる。安「みんなー!はぎちゃんが前出てきたよー!」
・「らぶとぅーんって呼んでもらえるの、うれしい!」
・「(C&Rで)けっこうすりこんでます。」
・「今日がLove-tuneとしての初めてのライブ!」
・「次からはユニット曲でいきますよ、誰からいく?」→ここで萩谷くんが安井くんの手首をつかんでハイっ!っと元気よく手を挙げる。

4.感じるままに輝いて/Kis-My-ft2(萩安)
「俺ら、いい曲見つけちゃったんだよね〜♪」って、エヘヘってニコニコしながら言ってきた。「キスマイの曲なんですけど」「もしかしたら知らない人が多いかもしれないけど」って前置きして。安井くんは「これ選んだ時さあ、萩ちゃんが"ねえねえやっすー、(ちょっとモノマネしてる。顔がにやにやうれしそう)この曲の歌詞、俺たちっぽくない?"って!」言ったらしい。後から歌詞を読んで驚いた。二人にしか分かり合えない気持ちとか、経験とか、世界が存在しているのかもしれない。余計な邪推なんてしたくない。綺麗なまま大切にしまっておきたい。

5.BOMB/千賀健永(さなみゅ)
さなみゅは力強いダンスがいい、あれ……しかしはぎやす的なアレで記憶が………ごめんねほんと……

6.FIRE BEAT Remix/Kis-My-Ft2(ダンス→バンド)
まだ6曲目?先を急ごう

7.Finally Over/A.B.C-Z(バンド)
-セッション-
8.レスキューレスキュー/関ジャニ∞(バンド)
ドラムだとだいたいいつもみんなより後ろの位置なんだけど、ボーカルもギターもベースもドラムも関係なく、全員ステージ前方で横並びになった瞬間、喜びで鳥肌がたった。ドラムは自分の足で動けないから、スタッフさんが一生懸命動かしてくれてるんだけど、萩谷くんが行きたいと思う場所ならどこへでも行かせてあげたいと強く思う。

9.Kiss魂/Kis-My-Ft2

10.Butterfly I Loved/大倉忠義(萩ソロ)
萩谷くんの初ソロ。ステージ上に萩谷くんしかいないし、お客さんも萩谷くんしか見てない。夢でもみてんのかなって、ずっと不思議な気分だった。ステージ前方きわっきわまで出てきて、膝をついて歌う姿の艶やかなこと。萩谷くんのこれからのソロ曲が、さらに期待で溢れた。さなみゅも途中でバックつとめてくれてありがとう。

11.One Love/嵐(安ソロ)
最初に目に飛び込んできた安井くんの袖と背中の白いレースのような衣装がウエディングドレスで、いや、ウエディングドレスだと言われてから見たらぜんぜんそうではないんだけど、咄嗟に脳が「これはウエディングドレスだ!」と判断したんだ。その後はパニックになりながら頭を抱えて花婿の登場をしばし待った。※そんな演出はない

12.SHAKE/SMAP
スタンドマイクで。途中萩谷くん以外の3人がひとつのマイクに集まって仲良く歌うも気にせずひとりで気持ち良さげに歌い上げる萩谷くん。それを見た3人は「おかしいなあ?」と今度は萩谷くんのマイクを奪うんだけどやっぱり何も気にせず別のマイクに移動しひとりで気持ち良さげに歌い上げる萩谷くん。という寸劇つき。かわいいしたのしい。

13.ぶつかっちゃうよ/Sexy Zone
需要の分かるひとたちの選曲こと「ぶつかっちゃうよ」(勝手にそう呼んでる) ラスト4回「おーっおっおっおーっおー」のあとにひとりずつアピールタイム。最後の萩谷くん、ぜったい変なことするって思ってたら案の定おかしな行動してざわつかせてたんだけど、今回はいつもと違った。いつもだったらざわつかせたまま終わるところを、最後にニコぉって目の両脇でピースしてとんでもなくかわいい顔をした。いつの間にそんな技を…!

-MC-
割愛。

14.青いベンチ/テゴマス(さなはぎ)
さなはぎの青いベンチはテゴマス、というよりたぶんサスケの方。少し時間が経ってから、じわじわと染み入るようにあ〜〜よかったな〜〜って今回のクリエで一番よく思い出すのがこの曲だった。MCからそのまま、座ったまま始まったから落ちついて見られたっていうのもあるのかな。ギターとアコギで、選んだ曲は青いベンチ。このグループでこの2人にしか出せない空気ってたぶんこれだ。あったかくてやさしくてなんだか切ない。

15.はだかんぼー/山下智久(みゅソロ)
トラジャ公演でも同じ曲だったらしいけど、トラジャでもLove-tuneでも森田美勇人森田美勇人であることに変わりはないってことかな…とかそんな深い意味はないだろうけど、そんなことが頭を巡った。トラジャとLove-tuneの森田美勇人は同じ世界線にあることのしるし。

16.Yes!/Hey!Say!JUMP 怪盗y-ELLOW-voice(みゅうたろう)
また若い男の子の生き血啜ってた安井くん………

17.ダイスキデス/Kis-My-ft2
みゅうたろうの作った不埒で淫らな空気を一瞬で溶かした萩谷くんの歌いだし(笑)ラストの「ダイスキデス♡」のセリフを無事言い終えた萩谷くんは恥ずかしさのあまり首をがっくしうなだれていたけど周りはあたまなでなで&「よくできたね〜」の冷やかしベタ褒めモードで激あま。

18.ドラマ/戸塚祥太(さなソロ)
すごく楽しかった。去年のサマステでさなじいバンドによって数回だけ歌われたOh yeah!みたいな、盛り上がってただただたのしいあの感じ。真田くんはたぶんそんな空気をつくるのが上手いひとなんだろうな。はぎみゅもバックで演奏。

19.Take Over×Forever/Kis-My-ft2,Hey!Say!JUMP(バンド→ダンス)
Love-tuneの代名詞じゃないだろうか。それをセトリのこの位置に持ってきたのは本人的にもそういう位置付けなんだろう。今までより少し進化していて、ForeverはAメロから入っていたのがうれしかった。去年の風isでたった一度しかやらなかったForeverが、ここへきてようやくこのリミックスにAメロBメロ、大サビが組み込まれ、Take Over×Foreverが完成したんだと思う。これが完全版。

20.THE DREAM BOYS/DREAM BOYS(バンド)
素人耳でも分かるくらい音がずれた。でもその時萩谷くんは表情を全く変えず、美勇人くんが振り返って確認するように目を合わせてきたときに、「うん」と頼もしく、ちょっと目を見開いて、微笑みで応えてみせていた。一方さなやすはほとんど態度にも出さなかった。バンドにおいて基盤となるリズムの役割のふたりが年少組って、いいバランスなんだなーとその時初めて気づいた。

21.自分のために/TOKIO(バンド)

22.Heavenly psycho/関ジャニ∞(バンド)
安井くんの挨拶(記憶にある一部)
「Love-tuneは、僕が事務所に入って初めてのグループです。初めてのグループが、はぎちゃんと、さなぴーと、みゅうとで、このメンバーで本当によかった!〜最後の曲は、これから夢に向かっていく、しるしにしたいと思います」からHeavenly psychoのイントロへ。この安井くんの言葉をうしろで聞いてた萩谷くんの耳がどんどん赤くなって、唇にもぎゅっと力が入っていた。聞き終わると、上を見上げてふーっと息を吐いた。同じグループになれて本当によかったね。


曲終わり、本編の幕が閉じた。
どこからともなく「らぶとぅん!らぶとぅん!」のコールが響く。

EC1.PARTY MANIACS/ジャニーズWEST
2回目のOPみたいだ。それはもうかっこいい予感しかなく、メンバーカラーのような衣装を着た4人が暗がりに現れて、見覚えのあるあの位置にスタンバイした。PARTY MANIACS
セットの上にスタンバイして、ステージが明るくなったときの4人の顔、訳わかんないくらいかっこつけた顔してこっち見下ろしてた。とにかく最高だった。
一年前もここでパリマニを披露した時はまだ認知度も低くて、イントロがかかったときに歓声なんてまるで上がらなかったのに一年後、同じ場所でやったパリマニは全セトリのイントロで一番じゃないかというほどの盛り上がりだった。さっき感傷的に終わったヘブンリが壮大な前フリに感じる。曲が終わるとラストのポーズから客席を振り返った萩谷くんの顔がニッコニコだった。みんなも「どう?ここでパリマニくると思わなかったっしょ?」って計画どおりの客席の反応にしてやったりの顔。

EC2.明日へのYELL/Hey!Say!JUMP(バンド)

WEC1.言ったじゃないか/関ジャニ∞(バンド)
「バンドだからねえ、急遽曲選ぶの大変なの!コードとかいろいろあるから!」って、楽器弾かない安井くんが言ってた(笑)「まさかダブルアンコールあるなんて〜」ってすごく嬉しそうに言ったり、萩谷くんが本当に本当に、本っ当に幸せそうな笑顔をしていた。
曲中の「神さまあ〜〜」「仏さまあ〜〜」は萩谷くん担当なの、なんか面白いよね。


21:00頃 終演
幕が閉じ、幕の向こうからは達成感と興奮のまじった4人の高らかな声と客席からの大きな、あたたかい拍手が会場を包んで無事終了。
初のLove-tuneコンサート、おつかれさまでした!



セトリとは関係ない雑感は次にでも。


伏線なんてない

(クリエC公演についてのはなしです)

今年もまたこの季節がやってきました、クリエの春。ジャニーズ銀座2016。

出演するメンバーとそれぞれのチームの日程が発表され、毎度のごとく各所からは阿鼻叫喚の声が響き渡ります。
 
例年と比べ今回のクリエで特徴的なのは、「ユニット」の多さでしょうか。去年までは「あの子がこのチームに!」なんて驚きもありましたが、今年はそれが少ない。つまりもともと存在するユニットがそのままチームとして公演を行うこととなったのです。ですが、そこで気になるのは「ジャニーズJr.」という括りの存在。「HiHi Jet」「SixTONES」「SnowMan」「Prince」「Travis Japan」「天才Genius」「They武道」「MADE」「ClassmateJ」これらのユニットも全て「ジャニーズJr.」という枠の中のはずですが、それとは別に存在する「ジャニーズJr.」という表記の存在。ちなみにユニットに所属しておらず、この「ジャニーズJr.」表記で今回のクリエに出演するのは羽生田挙武くん、中村嶺亜くん、高橋颯くん、安井謙太郎くん、萩谷慧悟くん、真田佑馬くんの6人のみ。(例外としてTravisJapanに所属する森田美勇人くんもポスター上ではこのジャニーズJr.にも含まれる)
ほぼユニットのみで形成されたクリエ公演なのになぜユニットに所属していない6人の出演もあるのか。逆にこれだけユニットがあって、ユニットに所属していないのに出演するこの6人はなぜこの段階でもユニット名が与えられなかったのか。納得できるような理由はなかなか見当たらない。
さらに挙武くん、嶺亜くん、颯くんの3人は天才Geniusとの出演なので、「ジャニーズJr.」表記のついているメンバーのみでの公演は(今のところ)安井くん、萩谷くん、真田くん、美勇人くんの4人のC公演のみということになります。TravisJapan、SnowManと同じく最多の7公演(他に追加公演があれば変動する可能性もあり)、隙間を埋めるような公演日程、千秋楽、、、不自然だと言われればそうかもしれないし意味があるようでたぶん何も意味なんてないのかもしれない。そんなことを考えては頭を悩ませる日々です。

 
安井くん、萩谷くん、美勇人くん、真田くんのC公演、それぞれにそれぞれの事情があり、、ファンも本人も迂闊にものごとを喋れないような、ほんの些細な希望も口に出せないような、息苦しい空気を個人的には感じています。素直に嬉しいひと、あの人がいないと落胆するひと、名前がほしいと期待するひと、このメンバーのみで括ってほしくないと嘆くひと。全員の願いを叶える解決策なんて、宇宙のはしっこまでさがしたって見つかりません。
だけどどうしても周りの意見を気にするあまり、申し訳なくなることが多く勝手に肩身の狭さを感じてしまいます。素直に喜びづらい。もちろん、ああなってほしい、こうなってほしい、と意見を言うことは全然悪いことじゃなくって、むしろ自担がより良い環境で活躍できるようにという期待の現れなわけで。じゃあ何をそんなに憂慮しているのかと考えたとき、万が一萩谷くんの耳に入ったらどうしよう、萩谷くんが100%嬉しいと感じる世界でそれを1ミリでも邪魔するネガティブな空気が存在してほしくない、彼の力ではどうにもならないことで悲しませたくはない、ということなんだと思う。ようは一方的なエゴなんだけど、ファンとしてはもうそれがすべて。

そして私個人としても、「クリエの出演者に名前が上がらなかったあの子もどうか…」という気持ちは過ぎったし、どうしてもそれは消えないんだけど、これから(今のところ)4人であのステージに立とうとして、それ以上でも以下でもなくまさにそのメンバー4人で最高のものを魅せようとしている人に対して、こちら側が勝手に挙げる要素で落胆するのは失礼な気がした。今は、いつもクオリティの高いパフォーマンスを魅せてくれるこの4人にただただ期待しかなく、そして萩谷くんがクリエのステージに立つとき、そこに安井くんと美勇人くんと真田くんも一緒にいるということが本当にうれしいです。

正直言うと、もう細かいことにこだわっている場合ではない、と周りの状況を見ると焦りにも似たような気持ちで思います。誰と一緒はイヤだ、誰々がいい、とこだわり続けてデビューを逃していくのか、そんなの私はごめんだ。もう今は目の前にあるものが全てだと信じて精一杯応援するしかない。ここまできたら、いや、本人がそう思い続ける限りは、とにかくデビューしてほしい。今与えられた状況で、出来ることに全力で努めてそれをデビューへと繋げてほしい。結局紙の上にちりばめられた文字や記号に何の意味もない。誰も伏線なんて描いてくれやしない。大事なのは、そこから自分たちの手で物語を切り拓いていく力だと思う。


そして、私は少ししゃべりすぎたと反省。




萩谷くんインタビュー記事'15〜'16.1

ちょっと前に比べると、ここ最近の萩谷くんはインタビューなどの場でJr.の活動に対して積極的で具体的なことを言うようになったなあと感じています。その言葉から、現状より高みを目指していることが手に取るように分かる。前からまっすぐにものごとを話す子だと思っていたけど、ここへきてその武器がより一層強みになっている気がする。少なくとも、Jr.という不安定で不確かな存在を応援している身としてはそれが本当にうれしいです。

そしてその積極的な行動のなかでも一番顕著なものが「作曲」でしょうか。入った大学の分野が影響してるのかな。作曲がしたいと口に出してから行動に移すまでが本当に速くてびっくりした。それも1曲や2曲ではない。

そしてデビューを目指すアイドルとしての発言も掬いながら、作曲に取り組む萩谷くんのインタビュー記事を中心にここに記録用としてまとめておきます。(あくまでも私の手元にある雑誌・把握できている記事が引用元なので抜けはあります)

 

 

TV fan 2015.4月号

「舞台はもっとやってみたいですね。アフレコにも興味があります。最近海外の映画やアニメのエンドロールをちゃんと見るようになって『この声優さんこれもやってる』とか気になるんですよ。だから一緒にお仕事してみたい。そういう未開の地にも足を踏み入れたいですね。今一番磨きたいのはお芝居。全部に向上心はあるけど、去年演技のお仕事が多かった分、自分が全然できないんだって分かったから。自信をもって"できる"って言えるようになりたい。今のライバルは、一緒にやってきてるさなぴー(真田佑馬)とか、やっすー(安井謙太郎)とか。でもみんなライバルですよ。いろんな人のすごいところを全部吸収したいから。」

 

ポポロ 2015.6月号

◎音楽をもっと深く追求したい

「1ヶ月前にはじめたアコースティックギターも追求したい。ドラムもやっているけど、リズム楽器だけじゃバランス悪いから、コードも学んで音楽を深く理解したいんだ。」

◎大きい夢・中くらいの夢・小さい夢

中くらいの夢

「アコギでなつかしい感じの曲を作ること」

 

POTATO 2015.9月号

◎近況

「パソコンを使って音楽が作れるように、DTMの機材をそろえたの。ちょっとずつ曲作り頑張ろうかなって。乞うご期待です!」

 

MYOJO 2015.10月号

◎近況

「最近、パソコンのソフトで作曲に挑戦してる。形になってきたら、まずは美勇人に聞いてもらって感想を聞きたい!」

◎ひとことメッセージ

「受身の萩谷を卒業します!やっぱり活動の場は自ら作っていかなきゃ。作曲もその第一歩。応援よろしく!!」

 

duet 2015.12月号

「あ、最近はね、音楽ソフトで曲作りを勉強中。これもパソコン作業だけど、こっちは順調だよ。さなぴーたちといっしょに曲を作ろうってがんばってるの。」

 

女性セブン 2015.12月24日号

「大学に入り、音楽論を学んだり、自分で曲を作ったりと音楽のスペックを上げています。Jr.でライブが出来る機会があったら披露したいです。ぼくたちはバンドを組んでいますが、正式なグループではないのでなれたらいいし、ライブもしてみたい。今はそれを目標に頑張っています。Jr.にもたくさんグループがありますが、正直羨ましいです。仲良しごっこがしたいんじゃなくてぼくも同じ土俵に立って、来年は戦いたいと思います。」

 

duet 2016.2月号

◎2016年の野望

「ドラマや映画に出たい、演技がしたい!ジャンルで言うなら"ナゾ解きもの"に出てみたいんだ。主人公の探偵や刑事がいるでしょ。その後輩やアシスタント役をやってみたい!頭の切れる主人公が、すでに犯人がわかってるのを察知して、『なんで教えてくれないんすか!?』みたいに騒ぐようなやつ(笑)。あと、作曲もしてるんだけど、スランプ気味だから、いま中途半端になっている5曲くらいをすべて完成させたい!」

 

TV fan 2016.3月号

「今年やりたいことはやっぱりライブ。でも実は、芝居とかドラマも本当はすごくやりたいんです。前にやったとき"少しつかめてきたな"ってところまでしかいけなくて、悔しい部分もあって。とにかくお仕事をしたいってことなんですけどね。芝居も"今の自分だったらもっとできるのに"って思う。って言ってできなくて、また自分の無力さを知って"ワァ〜"ってなると思うんですけどね(笑)。でも僕は、それがこのお仕事の楽しいところ、面白いところなのかなと思ってるので。」

◎プロフィール欄

「はぎや・けいご 1996年11月7日生まれ、埼玉県出身、O型。曲作りは最近スランプです。」

◎真田くんのインタビューにて

「ライブもやりたい。萩ちゃんが作った曲がすごくいいから披露したいし。萩ちゃんが作曲で僕が作詞。年下の萩ちゃんに『分かりにくいなぁ』とか言われて、歌詞を変えられたんですけどね(笑)。」

 

 

________

演技仕事に意欲的なことが個人的にはすごくうれしいなあ。能動的に仕事をつかもうとしている姿勢も。言わずもがな、萩谷くん作曲の曲が聴ける日が待ち遠しくってたまりません。誰もオリジナル曲をくれないなら、自分で作ればいい。

そして今はただ、これを読みながら萩谷担とお酒を酌み交わしたい。

 

 

 

言葉の力を信じてる

今まで萩谷くんを見てきた中で、「度胸のある子だなあ」と思ったことが何回もある。

物怖じをしない、何にでも挑戦しようという意欲がある。

それは舞台オーシャンズ11のときもそう。あの錚々たる出演者の中、17才の最年少でステージに立ったこと。Hクリエの最終公演、まだ始めたばかりのアコギを、お客さんの前で「やりたい!」って、本当はカホンの役目だったのに、会場中に見守られながら夜空ノムコウを弾いたとき。ドリボで、あの帝国劇場で、たっぷりと自分の間(ま)をとりコント内の役を全力の狂気で演じたとき。

そして、「正式なグループになれたらいい」と言ったとき。


それは突然だった。12月9日に発売された女性セブンにて萩谷くんはこう言った。


「ぼくたちはバンドを組んでいますが、正式なグループになれたらいい」

「Jr.にもたくさんグループがありますが、正直羨ましいです。仲良しごっこがしたいんじゃなくてぼくも同じ土俵に立って、来年は戦いたいと思います。」

 

過去の雑誌を読むと、「~までにデビューしたい」「~みたいなグループになりたい」というようなことを答えていたいたのは、中学生ころまでの印象。もうJr.としての歴もある程度積んで、「デビュー出来る/出来ない」「グループに入れる/入れない」みたいなことが夢や理想ではなく生々しく感じてしまう今日この頃、グループに所属していない萩谷くんがどんな想いでいるのか、そんなことは知る由もないと思っていたけれど、このタイミングで本人の口からそんな言葉が聞けるとは思いもよらなかった。それに、Jr.という不確かな存在において、いつの間にか目の前から消えてしまうのではないかという不安とは常に隣り合わせにあるので、この言葉がとても心強く、頼もしく感じられた。

けれども、「正式なグループになれたらいい」と、想像する限りでのそのメンバーと、ファンが、みんな同じ思いでいるわけではない。そのアイドル自身が誰とデビューしたいのか、はたまたグループとしてのデビューを望んでいるのか。そしてファンは誰とのデビューを望んでいるのか、それとも……と考え出したらキリがない。そしてその全てを平等に叶えることはたぶん不可能なことも分かってる。それぞれがそれぞれの力ではどうにも出来ないような別の事情を抱えている(であろう)なかで、ついに萩谷くんは自分の気持ちを言葉に変えて、何も恐れずまっすぐ放った。

今までデビューを夢見たたくさんのJr.の中でその夢を叶えた人はどれくらいだろう。叶わなかった人がどれほどいただろう。そんな、夜が明けるまで考えたって消えることのない途方もない不安や、叶わなかった時の絶望も顧みず、萩谷くんは言葉にすることを選んだ。きっと、前しか見てない。

そして、ライバルであり仲間でもある、今まで一緒にステージに立ってきた同年代のJr.が次々とグループに所属し、オリジナル曲を歌っている姿はきっと萩谷くんの目に眩しく映っただろう。眩しくて、眩しくて、でも自分にはそれがないことが、どうしようもなく悔しくてたまらなかっただろう。「羨ましい」と、言葉にする悔しさ。それをも厭わない。

私はそんな萩谷くんを「強い」と思った。勇気がある、傷つくことを恐れない。"素直"であることが、これからも萩谷くんにとっての大きな武器となる。

萩谷くんの持つ言葉の力を、信じてる。




愛に溢れるひと

はぎちゃん

 

18歳のはぎちゃんは、CMに初単独出演しました。

ろー◯んが、マチカフェに力を入れ始めたいちばん最初のCMです。

セリフは「ミルク…」と「ミルクですねこれは…」の二つでした。

でも、黒髪ストレート、短髪、銀縁メガネでカフェ店員、というはぎちゃんの全てを生かしたようなCMでした。


18歳のはぎちゃんは、ジャニーズワールドの舞台に立っていました。

ジャンベという打楽器を叩きながら帝劇の空中で逆さに吊られていました。

楽屋にコーヒーミルを持ち込んで、コーヒーが苦手な安井くんには泡立てたミルクを入れると、なぜか後で安井くんが自慢気にその話をしていました。

阿部くんや佐久間くん、紫耀くんとは特に仲良くなったので夢の国に行ったらファストパスをなくしました。

 

18歳のはぎちゃんは、ガムシャラJ's partyに二ヶ月連続で出演しました。

そこで、トークに参加する難しさを知りました。

今まで以上にドラムで活躍したコンサートでした。

初めてうちわ禁止になった公演でしたがそれを逆手にとり、EXシアター史に残るような盛り上がりのコンサートを仲間と作ることができました。

 

18歳のはぎちゃんは、初めてガムシャラのレギュラー回に出演しました。

バラエティーは慣れていません。面白いこともあまり言えません。

「本ロケ」と言ったらみんなからつっこまれました。

でも「映る機会が多くなる」とちょっとうれしそうに言いました。

 

18歳のはぎちゃんは、クリエのH公演に出演しました。

MCで「みゅうととはぎちゃんは双子みたい」と言われるとうれしくってにこにこしながらみゅうとと肩を組みました。

最終日には始めたばかりのアコースティックギターを初めて披露しました。

練習通りに弾けなくて悔しがりました。

でも、安井くんや翔希くんやみゅうとくん、会場のみんながあたたかく見守ってくれました。

 

18歳のはぎちゃんは、風 is a Doll?のメンバーに選ばれました。

最終公演で感極まって涙をたくさん流しました。

コントにも挑戦しました。

さんざんイジられた、パーマがきつくかかってのびた髪を切って「俺今までどうかしてたわ!」と言いました。

「こっちの方がはぎちゃんらしくていいよ」と褒められました。

 

18歳のはぎちゃんは、ガムシャラサマーステーションでチーム者に振り分けられました。

パフォーマンスバトルに敗れて落ち込んでいる神宮寺くんの顔をのぞき込んだり肩を組んだりしながらさりげなく慰めました。

最終公演では、泣いているメンバーもいました。

でも、今度は最年長だから泣くのをがまんしました。

泣かなかった代わりに、最後は安井くんがやさしいハグをしてくれました。

 

18歳のはぎちゃんは、ドリボに初出演しました。

くる日もくる日もぜいぶどうのお兄さんにはボッコボコに殴られました。

Tシャツをズボンにインしたまま出てきた日もありました。

でも、帝劇の二階席のさらに奥を見据える顔つきはとても精悍でした。

格式高い舞台に相応しい端正な顔立ちと立ち姿は、持って生まれた才能です。

 

18歳のはぎちゃんは、かまってちゃんでした。

一人でいるなんて余裕

……嘘、本当はかまってほしいです。

「このまま帰るの寂しい」なんて言っちゃいます。

どうかこれからも仲良くしてあげてください。

 

18歳のはぎちゃんは、いつも一生懸命でした。

絶対に手を抜きません。

振り覚えは早いです。

でも、たまに振りを間違えます。

覚えるのが早い分、抜けるのも早いです。

 

18歳のはぎちゃんは、心優しい男の子でした。

人を傷つけるようなことは絶対に、言いません。

嘘も、つきません。言動は、素直です。

空気の読み方は下手くそです。

でも、空気が悪くなったときには一生懸命良い方向に転換しようとします。

ものの引き際が分かります。

トークでいじられてる子がいたら、にこにこしながら最後はフォローしようとします。

優しい心を持った男の子です。

 

 

18歳のはぎちゃんはこの一年で、たくさんの経験をしたと思います。楽しいことや嬉しいこと、初めての経験もあったでしょう。言葉にはしないけれど、苦しくて、悔しくて、泣きたくなるような夜もあったかもしれません。Jr.としても、今が踏ん張りどきのような気がします。でも、はぎちゃんははぎちゃんのままで大丈夫。ありのままの君を必要としてくれる人は必ずいます。

19歳のはぎちゃんも、感情豊かでたくさんのあたたかい人たちに囲まれて幸せにすごせますように。

 

お誕生日おめでとう。