アイスが溶ける前に

萩谷慧悟くんとLove-tuneについて

真夏のDollな怪盗団

風 is a Doll?、行ってきました。

その最終公演、萩谷くんを中心に覚え書きのようなポエムのようなもの。
 
OP曲はParty up
少クラで披露された時と同じタイミングでマンションにJr.登場→ひとりずつ紹介→その場でがっつり踊る、という流れなんだけど、ま〜〜かっこいいこと!!黒とシルバーっぽい、袖口を少し捲った半袖の衣装に、タイトなパンツ、左手に黒のグローブをつけてあの振りを踊る萩谷くんがかっこよくないわけがなかった。
 
2.FAKE
全員ステージ上に降りてダンス。
かっっっこよすぎて苦しい。重心を少し落として膝から腰までを揺らすような振りがあるんだけど、想像できる「かっこいい」の一億倍は余裕でかっこいい。毎回2曲目の時点で「かっこいい」を5万回くらい呟いていた。心の中で。
 
3.D-motion
イントロがかかるとさっきまでのかっこいい表情から一転みんな笑顔を見せて頭の上で手を叩きながら煽る。萩谷くんは腕を上げたままゆるく全身を揺らしたり、かっこいいのなんのって言うまでもない。
 
5.Will Be Allright
 
6.rouge
みゅうとのみバックでダンス。本人振り付けらしく、さすがだなあなんて夢中で釘づけになったり。衣装が白のワイシャツボタン2、3個開け、黒ネクタイ、黒スキニー、っていう最高さ。儚げに上を見上げ、白く淡い光を注がれた横顔の美しいこと。
 
7.It's going down
かっこよくて仕方がない。(さっきからかっこいいしか言ってないけど本当にずっとかっこよかった)赤の挿し色が入った黒ジャケット(袖捲り)に、下は迷彩の太めパンツ。萩谷くんのイメージとは少し異なる衣装で珍しいなと思ったけど、これが意外とハマっててとてもよかった。振り付けも、なんとなくだけど萩谷くんが得意そうだなーと思うもので、見ていて気持ちいい。
 
8.Weeeek
イントロ流れて誰かが「一週間〜!!」と叫んでいたのがジワジワきた。
 
9.Jumpin'up
10.Lucky man
MC
 
11.sugar & salt
これはもう個人的に大絶賛。完全に風磨としょうくんのコラボだった。気になるのはソファを片付けるため暗闇に大股スキップで現れそのままハケていく陽気な黒子萩谷くん。
 
12.Maybe
 
13.WONDER
まだ安井くんのあの声が頭から離れない…どれだけあっちいけー!って頭ぶんぶん振ってもあの声に誘われてずぶずぶ沈め込まれそうな、妖しい空気が充満していた。
 
14.Hello
はぎやすが真ん中のステージ奥から2人でぴょーんと出てくるのがかわいかったな。一回だけでもいいからテレビで、もちろんバックのメンツもこのままで披露してくれたらと願うばかり。
 
15.Love is...(半増)
 
16.PARTY MANIACS(萩安さなみゅ)
4日の公演だけ、ここがFOREVERに変わっていて、出来ればもう一度パリマニが見たいと思ってたからイントロかかった時は飛び跳ねるようにうれしかった。いやそれよりも先に、みゅうとがマンションの4Fに現れたらそれはパリマニの合図で、現れなかったらFOREVERというのが分かっていたので、Love is...の後半はもう気が気じゃなくて、(半ちゃんまっすーごめん!) とにかく4Fにみゅうとが現れるのを祈るようにして見つめていた。とにかく後半にかけての盛り上がりがすごいから、この曲で盛り上がるうちは飽きられる前に踊り尽くしてしまえといった感じ。
 
17.Believe
 
18.キングオブ男
甚平着ようって言ったの誰、最高。
曲中に「気」「合」「あ」「る」「や」「つ」「?」って一文字ずつ書かれたうちわを7人が並んで見せてアリーナのお客さんひとりのもとに駆け寄って全員で扇ぐ場面があるんだけど、「気合いあるやつー?」っていう長(風磨)のコールではじまるイッキみたいなノリだな…って思ってた。
 
19.SUMMARY
会場中の血が沸いた瞬間。じゅりが両脇の萩谷くんとみゅうとにエアーサーフラするためのエアーフッキングをすると、その後じゅりのフッキングは萩谷くんが担当。みんなで手をつなぎ一斉にサマリー名物(エア)サーフラ〜!
 
20.Oh yeah!
たのしすぎて何もかもを忘れて歌ってたら、突然風磨が「忘れんなよー!」とか叫ぶから、そんなことを惜しそうな顔して言うから、終わりが近づいてることを知って、胸がキュッと締め付けられるようだった。MCでもずっと「終わりたくないよー」なんて言っていて、こういう言葉が後々になって響く。
 
23.リリック
 
24.20 Tw/Nty
本当は、この曲以降のことを書きたくてパソコンに向かいました。
なのでここから先は少しペースを落として丁寧に書こうと思います。(相変わらず萩谷くん中心ですので他が曖昧ですがご了承ください)(例によって長い)
 
この曲は、風磨が机の前に座りまるで手紙を書くようにして歌うのですが、いつもの通り少しの挨拶を述べ机に向かうと、そこには一通の封筒が。
「風磨へ 読んでね」
と大きく書いてあります。それは、風is a Doll?のメンバーJr.7人からの手紙でした。(たぶん主な文面を考え書いたのは安井くんかな)
何かを予感しながら、封筒から恐る恐るゆっくり手紙を取り出し開いてみると、クッと表情を変え、「無理だ」というようなことを言って思いっきり俯く風磨。そうだねえ手紙なんてずるいよね泣いちゃうよね、なんて冗談半分に軽く思っていたのもつかの間、顔を上げた風磨の目はもう真っ赤で、涙をいっぱいに溜めていて、一瞬にして会場の空気が変わったのは肌でもわかるほど。「ああっ…」って声が私の周りからもたくさん漏れて、風磨担Jr.担関係なく、理性の働く前に感情は溢れ、TDCホールが涙の海と化したあの瞬間。本当に信じられないくらい、私も私の隣の人も前の人もみーんなみんな、泣いていた。
 
手紙には、「このメンバーでやれてうれしかった」というようなことが書かれていて。たぶん、風磨はそんなこと言ってもらえるなんて思ってもみなかったんじゃないかなあ。その前の挨拶でこぼしていたのは、「正直みんなが支えてくれるのか心配だった」っていう言葉で。だって、ここについてるJr.はそのほとんどが風磨より先輩で、出演もひとりひとりに直訴して、たったの4日間だけど、どうなるのかすごく不安だったと思う。事前に何回も集まって、時には風磨の家に集まってコントの練習をしたりもした。時間のない中でのレッスンは大変だった。始まる前は今までにないくらいすっげえ緊張した。でも、幕が開いてみたらそんな心配一切無用で、すごく楽しくて、終わりたくなくて、まさかのそんな4日間で。
 
読み終わると、「言葉が出ないんで歌います」って、涙でぐしゅぐしゅの顔でそう言うとすぐ20 Tw/Ntyに入ったんだけどやっぱだめで。「あなたが胸を張れるような僕になれた?不安だよ」のところで声が詰まって歌えなくなった。その後もずっと、歌声は涙に染まったまま。
そんな中でJr.は途中からマンションに出てきて踊るんだけど、後ろ姿で立っていた萩谷くんを見るともう耳が真っ赤で、「ああ、萩谷くんも色々と感じることがあったんだろうな」なんて思っていたら振り返った萩谷くんの目や鼻までもが真っ赤に染まっていた。表情は完全に泣いている人のそれで、まっすぐ前を見つめるほどに目からはたくさんの涙がとめどなく溢れてしまって全然とまってくれない。ただいたずらに頬を伝い、ぽろぽろぽろぽろとこぼれ落ちてしまって仕方ない。それが、曲の終わりまでずっと。それでも身体は涙を振り切るように必死に、今まで以上に力強く踊っていて、なんとなくだけど、自分の感情に自分が負けない強さを持った子なんだなあとその時思った。
白の衣装を纏い、あたたかな色のライトに包まれ、泣きながら、それでも必死に踊り続ける萩谷くんの姿は言葉では言い表せないほど幻想的で綺麗で、咄嗟に「こんな美しいものみたことない…」って、心から見惚れてしまうほどだった。私はそんな萩谷くんを見てびっくりしたのと同時に「なんで君が泣いてんだよ…!」って。こっちも号泣してんのに。
風磨も言っていたように、萩谷くんと風磨はもともとあまり親交がないし、萩谷くんは今までセクゾのバックにつくこともあまりなかったのに突然選ばれて、周りは風磨と仲のいいお兄さんばかりで。こちらからしたらたったの4日間だけど本人からしたらもっと長くて濃くて楽しくて大変で、きっとこちらが想像しえないような気持ちが萩谷くんの中にたくさんあって、そのいろいろがあの涙に繋がったのかなあと。
でも正直、萩谷くんがどうしてあんなに涙を流したのか、どんな気持ちが溢れたのかは分からないです。こうじゃないかなあ、ああじゃないかなあと思うことはあるけど、まだ本人の口からふまコンに対する想いだったりを何も聞いてないし、ただの邪推になりそうなので今はやめておきます。
でもひとつ確信を持って言うならば、萩谷くんの涙は何かを全力でやりきったあとの涙だったと思う。どこかで感想を聞けたらうれしいな。
 
 半ちゃんももうぼろっぼろに泣いてしまって、次のMy Lovin' Seasonではもう涙目のみんなが肩くんで集まって号泣な半ちゃんの髪わしゃわしゃしながら笑ったり、間奏中に風磨のもとに数人が駆け寄って肩をぽんと叩いたり。萩谷くんは間奏明けで歌い始める直前に風磨くんの背中を「いってこい」って笑顔で押し出すようにしてた。涙目でセットに隠れていたじゅりを、さんざん泣いたあとの顔で笑いながら引っ張り出したりなんかもして。なんというかその瞬間のステージ上で行われてる全てが煌めいて眩しくてどんなものだって敵わないそれは青春で。なぜか見てるこっちも泣いていて。
たぶん私はこういう、楽しくて切なくてもう2度とは戻れない一瞬の煌きを味わうためにアイドルを応援しているんだろうなってことを実感した。どんな天才学者でもつくりだせない、奇跡が重なって起こるその煌き。ちょっとイタいことも含めて全てが最高だ!って心から思えた。
 
EC1.言葉より大切なもの
EC2.HO!サマー
 
 WEC1.Sexy Zone
イントロと同時に幕の向こうに見える4人のシルエット。(風磨だけ先にステージ上に現てれる) ざわつき期待に包まれた客席とは裏腹に、幕が開くとそこいたのは5人のJr.(笑)っていう演出。客席総ズコーッなのがおもしろいし、5人(萩安真美樹)も揃って「ごめんなさい」のお辞儀を深々と何回も行う姿がおかしかった。
イントロがかかった瞬間の沸くような歓声に鳥肌が立ったし、ここまでセクゾの曲を一切やらず、最後の最後にSexy Zoneを持ってくるなんて本当に本当にずるいなー。
 
「なみ〜をーつ〜か〜まっえて」の「まっ」の振りをたのしそうにみんな全力でやる姿がおもしろいのなんのって。最後にこの曲を持ってきたことで、ただ感傷に浸って終わらず、「たのしかったー!」で終われるからセクサマは偉大。
 
そして最後にもう一度みんなで「風is a Doll!」と叫ぶと、萩谷くんがステージ前方ギリギリまで出て「ぱーんぱーん!」って口パクで言いながら手で銀テープを飛ばす振りをしていたので、なぜかつかんで離してはいけない気がして、私は思わず手を伸ばしてその見えない銀テープを握りしめるようにつかんだ。いつかはわからないけど、次、私がこんな素敵なステージと出会う時があれば、その真ん中に立っているのは萩谷くんであってほしい、そう願った。





ひとつの青春が幕を閉じた。あつい、あつい8月に起きたたった4日間の青春が。それはもう虚無感でいっぱいで、終わってからようやく気づく。ああ、私は風 is a Doll?の怪盗団に心を盗まれてしまったんだ。


夏はまだ始まったばかり

ガムシャラ!サマーステーション

昨夜公演(7/28 17:00~)のパフォーマンスバトルで感じたその気持ちを忘れたくなくて、自分の目線から見たものをできる限り文字にすることにしました。

長くなりそうなので対戦の概要などは割愛させていただきます。

 

今回のチーム者(神宮寺勇太・萩谷慧悟・松田元太・田島将吾・羽生田挙武)の対戦相手はチーム我(ジェシー・増田良・森田美勇人・田中樹・半澤暁)。昼公演は接戦でチーム者の負け。対戦内容としても接戦だったけど、チーム我はミスが少なく盛り上がり、対してチーム者は若干のミス、盛り上がりは我に比べると少ーしだけ弱いかなーといったぐらいで悔しさもありつつ、でも納得の結果となりました。

 

そして夜公演、先攻は我のパフォーマンス。私自身もペンライトの色を赤に変え、どきどきしながら見ていました。最初から立て続けに失敗が続くものの、そのあとは「ピンチはチャンス」と言わんばかりの気迫でダンクシュートを次々と決め、その度ものすごい歓声が上がる上がる。本当に素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

 

 

後攻、者のパフォーマンス。我のパフォーマンスの余韻がまだたっぷりと残るステージに現れた5人。静まった会場には、今にも鼓動が聞こえそうなほどの、緊張感を帯びた5人の荒い息づかいだけが響きます。

挙武くんの、デッキブラシを使った演技からパフォーマンス開始。昼公演ではここで微笑ましさを含んだいい意味での笑いが起きていましたが、今回は明らかに違う。客席も、緊張感で今にも息が詰まりそうなほどの空気が漂っていました。

そして演奏は順調に進み、さっきよりも演者の声が出ているし、煽りも良くなっていること、客席の興奮や歓声がひときわ大きいことを確実に実感しました。

最後の見せ場、5人全員での「スティックスロー」は昼公演で失敗があったポイント。ただただ祈るように見つめていましたが、これも無事成功。ラストの決めポーズは本当に嬉しそうな、5人のキラキラと輝く笑顔に会場いっぱいの歓声と拍手が送られました。

あの緊張感のなか、ノーミスでパフォーマンスを成功させるなんて、きっと今まで積み重ねた努力の証。ありったけの愛で褒めてあげたいと思います。

 

 

終わり。

ではなく、「バトル」と銘打った以上、勝敗をつけなくてはなりません。

まずは観客の声(歓声)の大きさ(dB)を測り、それをそのまま得点にする客席投票。我の測定が始まると、「あっこれはやばいな…」と私が思うのと同じくらいに、数値が出る前から者のメンバーも顔を見合わせて危機感を露わにしていました。その予感はやはり的中し、我の得点は118dB。これまでのどのチームより大きな数値でした。

でも、ノーミスでパフォーマンスを成功させたチーム者だって負けてはいません。ありったけの声を振り絞って出た得点は120dB。間違いなく、そのパフォーマンスに見合うような、サマステ始まって以来一番大きな歓声でした。

得点が発表されるやいなや、「やったあーーーーー!!!」という声がEXシアターにこだまし、5人は両手を広げてステージ上を駆け巡るようにして喜んでいました。それはそれは晴れやかな、ほんっとうに良い笑顔で。

 

118と120なんて、とってもレベルの高い勝負。どちらも盛り上がっていたし、またしても接戦。でも、でも、これはいけるかもしれない…!という希望を、たぶん者のメンバーだけでなく者を応援するファンも思っていたのではないでしょうか。そんな望みをかけるように、Jr.票(1人2pt、計13人)の開票。

勝敗を決める最後の得点。

得点ボールの入った箱から両チーム同時にボールを取り出していきます。だいたいいつも6対7とかで接戦なことが多く、この時も5球目辺りまでは安心して見られる、はずでした。

しかしこの時に限っては4球目、ボールを取り出す係の萩谷くんが、なぜかボールを手にしていない。「まさか」と一瞬焦ったけど、あまりにも萩谷くんが"焦っているひとみたい"に焦っている様子だったから、「3点しか入っていないわけがないもん」「冗談だ」と、目の前で起こっている事実を受け入れたくなくて、無理やりそう思い込んだ。でも、どうしたってボールは出てこない。出てくるはずもないのにそれでも必死に箱からボールを探そうとする萩谷くんの姿が、その気持ちが痛いほど伝わってきて、目を背けたくなるほどつらかった。

 

結果は138vs126でチーム者の負け。負けた瞬間、者のみんなはこちらが目に見てとれるくらい一気に脱力し、2~3人はその場にへたりこんでしまった。ただただ呆然。気力がない。その後のMCも、者の普段の口数の少なさに加えろくに喋ることなんて出来なかった。なんとか萩谷くんは相手チームを褒め返したり、会話に参加してはいたものの、結局後半、喋っているのは我の5人だけだった。

嘘みたい…………。パフォーマンス終わり、「さっきとバケツの色違うんだよ」「そう!バケツも変えてるの!」「ちょっと、興味持って聞いてますか!?」「バケツひとつひとつでも全然音が違うんですよー」なんて意気揚々と、本当に楽しそうに喋っていたのに。デシベルの大きさで、全チーム一番の得点で勝ってあんなにうれしそうにしていたのに。その時間が嘘みたいにあっさり負けてしまった。たぶん、Jr.投票も接戦で、それで負けていたのならまだモチベーションは何とか保たれる。でも、開けてみたら3対10というあまりにも酷な結果。私ですらあまりのショックに立ち尽くし、その後もしばらく心ここにあらずな状態だったのに、本人たちは一体どれほど辛かったろう。あんなに素晴らしいパフォーマンスを成功させて、心の底から喜んだあとにこんなこと、残酷にもほどがある。誰が悪いわけでもない。誰も責めたくない。ただ神様が残酷だったんだ。

 

じぐ(神宮寺)はその後のソロ曲前にパフォーマンスについて喋っていたけど、悔しさを感情としてさらけ出さないように押し殺し、ただひたすら淡々としゃべり、それでも何度も何度も「悔しい」を繰り返していた。深く黒い瞳は潤んで照明の光を哀しく反射した。

 

沈みきったあの顔があまりにもつらくて、一緒に入ったみゅうと贔屓の友人と「今日のじぐの顔は忘れられないね…」と言って別れたほど。これから約一ヶ月近く、大好きな子達のこんな表情を見ることなんて、そのつらさをあの空間で受け止めることなんて出来るのだろうか。次も負けたら、5人のメンタルは持つだろうか。私には自信がなかった。

 

それからのセトリでもじぐは完全に憔悴しきってしまい、ほとんど笑えていなかったと思う。一生懸命取り繕うとしてもそんなの無理で、どうしても悔しさが全身から溢れてしまう。ただのファンである私はそんな彼や彼らに何もしてあげられることが出来ず、自分の無力さを恨んだけど、最後の方では萩谷くんが励ますようにじぐの肩をぽんぽんと叩いたり、肩を組んで顔を見合わせたり、5人で楽しそうに踊っていて、そこでようやく、いつの間にかチームの絆が深まっていることに気づきました。

萩谷くん中心に見ていたのでほかの子はどうだったか見られなかったんだけど、きっとこの5人なら大丈夫。辛いことは5人で分け合える。お互いの傷は癒せる。そう思います。

アンコール終わりにはさっきまでの負のオーラが嘘みたいに、5人ぎゅっと集まって口々に「次は勝つ!」「ぜってえ負けねー!」「見てろよ!」と威勢良く、その目はもう既に次を見据えていて、この経験を乗り越えられたらチーム者はきっともっともっと強いチームになれる!そう確信しました。対戦を重ねるにつれ、もっとつらいことが待っているかもしれない。でも、私はこの5人と一緒にたった一度きりのこの夏を経験したい。


夏はまだ、始まったばかりだ。


  

好きな名前のジャニーズ10選

最近何かと「~なジャニーズ10選」というものが流行っているけど、私はそれらを読むのが好きです。
そしてその中でも特に興奮したのがこれ、
 

「好きな名前のジャニーズ10選」

 
なっなにこれ…!タイトルを見ただけでも血が沸くようなお題!
私は何てったってそのアイドルの、「名前」が大好きです。その名前を生きるために生まれてきたかのような、この人にはその名前意外の人生ありえない、と思えるものはたまりません。
 
 
流行りに乗っかりさっそく本題へ
 
 
 
 
10位 大野智-おおの さとし(嵐)
濁点がない名前に憧れる。あと個人的に男の子なのに下の名前が一文字だったりすると「おっ」ってなります。「おおの」の響きはまったりとしているのにくどい印象になっていないのはちゃんと「さとし」というあっさりとした「さ行」の響きで締められているからでしょうか。昔っから見るたびにいい名前だな…と思う。
 
9位 小瀧望-こたき のぞむ(ジャニーズWEST)
のぞむの自己紹介を聞くのがスキすぎてスキでスキなだけ。個人的には「好きな食べ物はいちごです♡」って言うより「こたきのぞむですっ♡」って言う方が断然かわいいと思ってる。「小瀧」は名前に「龍」が入っていてかっこいい印象なのに、最後が「む」で終わる口の形と響きが最高で、同じ「む」で終わる名前でもはにうだあ"む"には強い意志を感じるし、こたきのぞ"む"にはホイップクリームが乗っかったようなあまいかわいらしさを感じる。
 
8位 永瀬廉-ながせ れん(ジャニーズJr.)
他にも「れん」を表す漢字はあるけど、れんれんにこの漢字当てはめたことに間違いはないし、「廉」と呼ばれることが本当によく似合ってる。個人的には「ら行」ではじまるとこもポイント高め。
 
7位 森田美勇人-もりた みゅうと(ジャニーズJr.)
手書きで紙に書いた時が最っ高〜〜にかっこいいんだ。「美」も「人」も末広がりで字のバランスが良くキマる。無駄に「はらい」を力強く書きたくなる。でも口に出すと「みゅうと」っていう柔らかくてかわいらしい雰囲気さえ感じるからふしぎ。あとはもう何より本人が「美勇人」なんて高いハードルの名前を生きれるビジュアルを持った選ばれた人間だってことがすごい。
 
6位 諸星翔希-もろほし しょうき(ジャニーズJr.)
下の名前を呼び捨てで呼びたいジャニーズナンバーワン諸星翔希くん。(私調べ)「しょうき」の響きが何ともあまくてくすぐったいし、幼なじみになって「しょうきー!」って呼びたい人生だった。漢字も「翔」の男の子っぽさと「希」のきらきら感が絶妙で、「しょうき」に漢字を当てはめるとき、たぶん数え切れないくらいの漢字の組み合わせがあったと思うんだけど、この漢字の組み合わせを選んだことに心の中でスタンディングオベーションが止まらない。あと「星」「翔」「希」の並びが嘘みたいに美しすぎない…?
 
5位 佐藤勝利-さとう しょうり(Sexy Zone)
やっぱり名前って苗字も下の名前も強くてかっこよければそれでいいわけじゃなくて、バランスが一番大事だと思うんです。…いやそれにしても「佐藤」「勝利」て。均衡の取り方がすごい。勝利の異常なまでの「佐藤顔」じゃなさもおもしろいし、でもこの顔で18年間「佐藤くん」として生きてきたんだな…と思うとなんだかグッとくるものがある。たぶん名前の神さまが100年にひとり「勝利」という名を与える子を探してその使命を背負わせるんだけど、この子を見つけた瞬間はさすがの神さまも震えたろうな…
 
4位 松島聡-まつしま そう(Sexy Zone)
「まつしま」の4文字に「そう」の2文字…!メリハリ良し、締まり良し。名前が「聡」ってちょうかっこいい…………………………(盲目)「松島」にいちばん良く合う名前って日本中探しても「聡」しかないよね。
 
 3位 藤井流星-ふじい りゅうせい(ジャニーズWEST)
これ説明いる?ってぐらいその名前と顔だけで説明十分でしょう…顔に説得力ありすぎ。そしてこの名前がいちばん輝ける瞬間は他でもなく隣に「小瀧望」の3文字が並んだときっていう出来すぎた事実に宇宙みたいなロマン広がる。「望みを叶えるには流れ星が必要なんや…!」嘘…ここは少女マンガの世界なの……?
 
2位 阿部顕嵐-あべ あらん(ジャニーズJr.)
「顕嵐」なんて名前の子初めて出会ったし直感で惹かれた記憶がある。まだ黒髪で幼く、今より「顕嵐ちゃん」という呼び方が多かった頃、この名前の響きが似合うかわいい笑顔の子だなあと思ったけど、17歳になって色気やオトナのかっこよさが滲むようになってからはさらにこの名前や漢字が様になったなあと。たぶん本人もこの名前がすごく好きなんだろうなーと随所で思う。まずイニシャル「A.A」の時点で勝ってる…。
 
 1位 萩谷慧悟-はぎや けいご(ジャニーズJr.)
スーーーーーパーーーーー好きすぎる。声に出して読みたい日本語萩谷慧悟。漢字、語感、響き、全部が気持ちの良い絶妙なバランスで構成されていて、個人的にはこんな好きな名前に出会う季節二度とないです。たぶん、最初に名前から出会っていたとしても200%好きになってた。学校のクラス替えで配られた新しいクラスの名簿に「萩谷慧悟」なんて見つけたら真っ先に周りを見渡して「どんな人だろう…」って探してた。それくらい好き。
まず「はぎや」の「はぎ」の響きのささやかなかわいらしさと涼やかな奥ゆかしさ、それでいて下の名前が「けいご」という濁点で締める力強さ、かっこよさ。全体的に主張が激しくなく謙虚なのにそこには確かな強さや聡明さが感じられると思います。あと、画数の多い漢字がひとつ入っている名前が好みでその効果は大きく、ぱっと見でも印象に残り良いアクセントになっている気がする。「慧」も「悟」も、どちらも「さとる」という意味を持っているなんて好きだ好きすぎる…。普段は「萩ちゃん」とか「萩谷」って呼ばれることが多いから下の名前は意識されないけど、ふと「下の名前慧悟なんだよな…」って思い出したときの爆発的ときめきエモーションたるや宙をも飛べる気分。
 
 
 
 
結果的にただ私の好きな人集めましたみたいな感じになってしまったけどたぶん、自分の中で、人を好きになるにあたってその人の名前ってすっごく重要で、好きな気持ちに大きく影響しているんだと思う。
みんな、素敵な名前を授けられて、それはきっとアイドルとしての大きな武器にもなっているんだろうなあ。

7月21日 心をこめて

お誕生日おめでとう。

と、僕が言えば、また年齢が6個離れた合図。
 
僕が出会った時、あなたは高校一年生でした。
小さいけれど、僕にとっては大きなお兄ちゃん。
 
レッスン中、振りが分からず困っていた小学生の僕に「分からないの?教えてあげようか?」って近づいてきて、分かりやすく教えてくれたのは高校生のあなたでした。僕はすっごく驚いて、でも嬉しくて、その記憶は一生、ずっとずっと忘れられないよ。(本当はその前に美勇人が教えてくれたけど、結局よく分からなかったんだもん。)それからはずっと、「萩ちゃん萩ちゃん」って、いつもかわいがってくれたよね。ありがとう。僕のことを「初めての弟みたいだった」って言ってくれたのはなんだかむず痒くて照れくさかったけど、本当はすごくうれしかった。僕は、あなたの初めての弟です。
 
そんな、やさしくって、かっこよくって、ダンスが上手くて、誰とでも仲良くなれる、見上げていた大きな背中はいつの間にか横に並んで、隣にあって、僕はそれでも背中を追いかけた。僕より小さくなってしまった、大きな背中。
 
それからは、僕がステージで踊るとき、反対側に必ず見えるその姿。人はそれを「シンメ」って呼ぶらしい。でも僕たちは、僕たち自身のことを一度も「シンメ」って表現したことはなかったね。簡単には言えない気がしたんだ。だって、僕は、僕ではないシンメという存在があなたの隣にいた時の背中を見ていたから。とってもかっこよくて、それは運命のシンメ。僕は、きっとその人の代わりにはなれないから、せめて、その背中に追いつこうと必死にダンスを頑張ったんだ。
 
それから、あなたはいつもたくさんの後輩から慕われていて、友達も多いよね。みーんな、あなたのことをすごいすごいって尊敬して頼るし、僕のことをいつだって助けてくれるスーパーマンみたいだって、思ってる。
でもね、弱点もたくさん知ってるよ。意外と人見知りなところ、器用貧乏なところ、何でも出来るように見えて苦手なことは「もう無理」って顔に出ちゃうところ、それと、ブラックコーヒー。
へへ、こう見えてちゃんと見てるんだよ。そんなところは僕がフォローできたらいいなあなんて、まだ早いかな。
 
 
僕はあなたが育ててくれたような僕になれてる?
振り覚えの悪い僕は、いつ見ても完璧なあなたを頼っちゃうことがたくさんあったし、忘れ物の多い僕には「楽屋を出るときは必ず振り返って確認すること」ってしつけてくれた。ライブのMCであまり喋れなかった時には、ステージ上で「萩ちゃん生きてる!?」って何度も言ってくるからさすがにあの時は、あの瞬間だけはちょっと嫌いになりかけたかも(笑)
 
 それと、時にはもっと困らせることを言っちゃった。
いなくなったらどうしようって考えたら涙が出てきた、なんて言ってごめんなさい。いなくなったら怖い、いなくなったら困るからこの世で一番怖い人、なんて言っちゃって、ごめんなさい。いつまでもそばにいられるわけじゃないのに、そんなこと言われても困るよね。
本当は僕のことどう思ってるのかなあ。そんなこと、怖くて聞けないけど、あなたはいつも、大事なことに限って何も言ってくれないから、ときどきものすごく不安になるんだ。たぶん、僕がそのことをあなたに向けて口にしたとしても、目尻をちょっとだけ下げて「あははっどうしたの萩ちゃん〜」って言ってどこかへ行ってしまうんだろうな。
困らせてごめんね。でも、僕がこんなこと言うのはあなたにだけなのもきっと知ってるよね?ずっと一緒にいたい、出来れば同じステージで、仲間として踊っていられたら僕は何だって頑張れるよ。
 
 


 
最近始めたばかりのアコギでハッピーバースデーを歌ったら喜んでくれるかなあ。ケーキってどうやって作るんだ?やっぱりスポンジの生地からこだわりたいよね。コーヒーも、ミルクをしっかり泡立てて、苦くないようにして淹れてあげるね。そしたらまた、「萩ちゃんすごいすごい」って褒めてくれるかなあ。
 
 
やっすー、24歳のお誕生日おめでとう。

君は気づいているの?周りの人を幸せにする自分に

 

笑顔のゲンキ/SMAP

 

この曲は、私が萩谷くんを応援するようになってから、勝手に萩谷くんのテーマソングにしています。だから、笑顔のゲンキを聴くと、萩谷くんを思い出すし、萩谷くんを見ると笑顔のゲンキを思い出します。

いや、逆かな。笑顔のゲンキを聴くと萩谷くんを思い出すし、萩谷くんを見ると笑顔のゲンキを思い出すから、もういっそこれはテーマソングだ!と思ったのです。

 

萩谷くんが歌ってくれたらきっと泣いちゃうなあ、って思うのはもちろん、何より、萩谷くんに贈りたい一曲でもあります。

 

「ほら君には ううん笑顔が やっぱり似合ってる」

「奇跡を起こしそうな不思議な力だね」

「新しい君に毎日出会う」

「元気な君が好き 涙なんかに負けるな その笑顔をそういつでも応援しているよ」

 

ああ、やっぱりとても萩谷くん。

 

そして、

 

「君は気づいているの?周りの人を幸せにするあぁ自分に」

 

という歌詞があります。とびきりハッピーで純粋な歌詞が。

ここ、今までだったら普通に通り過ぎていた一小節だったのですが、クリエ以降、ふとこの歌詞がある言葉と重なりました。

それは、Hクリエ最終日、お客さんの前で安井くんが萩谷くんに向けて言った

「萩ちゃんってほんと人を幸せにするよね!」

という言葉。

萩谷くんは人を幸せにする男の子。それは納得だし、初めて気づいたことではなくなんとなくぼんやりそうは思っていた、でも、改めて言葉にして考えるなんて思いつきもしなかったこと。

「君は気づいているの?周りの人を幸せにする自分に」

安井くんはそんな形にならなかった想いを、断定の表現に変えて、しかも本人に向かって言ってくれたのです。

なんのけがれもない、ただ透きとおってひたすら綺麗な言葉。

「人を幸せにするよね!」なんて、誰かに向かって言うことが人生でどれくらいあるだろうか。

「人を幸せにするよね!」なんて、誰かに言われることが人生でどれくらいあるだろうか。

たぶん、普通に生きていてもあまり経験出来ることではないんじゃないかな。

それなのに、「人を幸せにするよね!」と言いたい相手がいたこと、「人を幸せにするよね!」と言ってくれる人がいたこと、しかも、それがお互いいつも側にいる相手だということが、もう、奇跡みたいにすごい。

 

もしこれから「君は気づいてるの?周りの人を幸せにする自分に」なんて思うことがあったら躊躇わず言うね、「萩ちゃんって人を幸せにするよね!」って。

 

 

*[ジャニーズJr.]疑似恋愛

先日、ジャニオタの友人とお互いの自担について喋っている時、こんなことを言われました。

 
「ねえ、年下のアイドルを好きになるってどういう気持ち?」
 
ふいの質問におどろいて、言葉を理解するのに時間がかかった。だってそんなこと、今まで考えたこともなかったから。
 
その友人いわく、30代や40代の人が20代を好きになる気持ちは分かるけど、どの年代だとしても10代の年下を好きになる気持ちは分からないそう。
もちろん、その友人(20代)は10代のJr.に好きな子もいるけど、そこにあるのは「かわいい」という感情のみ。「かっこいい」という感情は年下には湧かないと言っていました。
 
なんというか、「そうなの…!?」っていう新鮮なおどろき。それが世間一般の考えなのかは分からないけど、割とそういう考えの人は多いのかもなあと私にとっては新たな発見でした。
 
そして、友人は
「彼氏枠?」
と、私(20代)が担当(萩谷くん18歳)をどのポジションに置きたいのか尋ねました。
私は考える間もなく即答で「息子」と口に出していました。それを聞いた友人は「へえ〜…」と何だか腑に落ちない顔。
 
そこでやっと気づきましたが、その友人はたぶん、アイドルを彼氏枠に置きたい、本当の彼氏にしたいんじゃなくて、あくまでも彼氏枠。すなわちアイドルに疑似恋愛を求めていたのです。
 
アイドル=疑似恋愛の対象
ほお、私がどうして年下の男の子を担当にできるか納得してもらうよりまず、これはアイドル観やアイドルを応援するスタンスからもう違うんだ。分かり合えない、というのではなく、10年以上一緒にジャニオタやってきて、同じアイドルを応援したりして、こうも違うんだなあということが自分にとってすごく面白かった。
 
 
そして、
「年下のアイドルを好きになるってどういう気持ち?」
への回答ですが、私からするともうその解釈が違うのです。
「年下のアイドル」という言葉。
たぶん私は、アイドルを見ている上でそこに「自分」というものは介入するどころか存在してなくて。だから、自分が何歳であるとか女だとかそういう情報は一切関係ないんだと思います。
ただただ私の目に映るそのアイドルがすべて。アイドルに求めているものは疑似恋愛ではなく娯楽性。
 
そして友人は「かっこいい、って気持ちって湧く?」と不思議そうに尋ねました。
湧く、湧きまくる。息子にしたいって言ったけどそれとこれとは別。かっこいいものはかっこいい。
 
たぶんその友人は「かっこいい」という感情ですらもはや「恋愛感情」なんです、極端に言えば。
でも私からすると、アイドルは鑑賞作品。アートみたいなもの。かっこいいって思うし綺麗だとも思うしかわいいとも思う。惚れ惚れするけどアートに恋愛はしない。そのアイドルと交じわりたいのではなく遠くで眺めて時にはディティールを見たくて双眼鏡を覗いたり、近づいてじっくり見てみたいけど触れはしない。
 
逆に、年下の男の子に恋をする人もいるだろうなあとは思いますが、「年上の男性との恋」みたいな方が女子の憧れとして典型的で多いのかな〜。
 
 
結局、アイドル観が違うから、私が年下のアイドルでもかっこいいと思うその感覚は伝わらなかったんだけど、こちらの世界に彼女がいつかやってくる日をたのしみに待つことにします。
 
 
(ってまあこんな書いておいてなんだけど、私も最初萩谷くんの年齢を知ったときは10代…!って頭抱えたし今でも「10代の男の子がすき」なんて周りに言えたもんじゃない!!(笑))

*[ジャニーズJr.]そんなのずるい

 

センスがいい

 

HクリエのVIVID、Break Out、PARTY MANIACSを観た後にそう思った。

 

なぜそう思ったかという理由はもうたくさんあって、ここからはしばらく私の主観と好みで続けさせていただきますが。長い。

 

まず一つ目は「センスのある選曲」

 

VIVID/藤井流星小瀧望

 

普通、あのVIVIDを、望と流星いわゆるツインのために作られたような曲でしかもあのふたりにしか歌うことを許されない気がして簡単には近づけないようなこの曲を、Jr.がやれるだろうか、、?

中途半端なパフォーマンスでは許されない。それはこの曲が初披露されたなにわ侍ハローTOKYO!!*1という舞台にバックとしてついていた本人たちが一番よくわかっていると思う。それでもやると決めたのはやっぱり需要を見込んでのことかな。

5/23Hクリエの初日、レポが回り始めると、多くの人がVIVIDに沸いていた。それはWESTのファンも同じで、「見てみたい」という声が多かったし、ツインですらまだコンサートで披露したことのないこの曲を、クリエでJr.がやってしまって大丈夫かな…という心配も無用で、まさにVIVIDの需要を感じたし、誰も近づかなかった大穴の曲だったんだなと思った。

 

VIVIDをやりたいと提案したのは萩谷くん。デュエットの曲はたくさんあるし、かっこいい曲もたくさんある。だけど奇しくも、ツインという永遠で圧倒的シンメの曲を、はぎやすでやるという結果的に意味があるように感じてしまえるこの曲に萩谷くん自身が運命のごとく引き寄せられてしまったんじゃないかなあなんて。

 

 

Break Out/ジャニーズWEST

 

この曲を選んだ経緯としてはまず、「この4人(安井、萩谷、翔希、美勇人)といったらなにわ侍」に行き着いたことは容易に想像がつくところ。

ただ自分たちがやりたい曲、というのも良いけど、ちゃんと「この4人がやる意味」、みたいなものがあって、そういう選曲の仕方はほんとうに信頼出来るなあと思った次第です。

で、たぶんなにわ侍のセトリから選んだはずだから、きっと打ち合わせの段階ではCriminalも候補として挙がったんだろうな。でも選んだのはBreak Outで。Criminalに比べると、踊るというより存在感で魅せるタイプ。さらにラップもあって、後半の踊るPARTY MANIACSと区別する意味でBOを選んだのだったら大正解だと思う。ちなみにはぎやすVIVIDの後にBOという流れ、セトリの組み上手かよ…!!って唸るほど最高だった。

 

 

PARTY MANIACS/ジャニーズWEST

セトリを見たとき、よくこの曲を選んだなー!ってまあ驚いた。

だって、このパリマニが収録されたアルバム「パリピポ」の発売日は4/22、このアルバムを引っさげたコンサートの横アリ公演にはぎもろみゅで行ったのは5/5、Hクリエ初日が5/23。

アルバムが発売された時点で聴いていたのかは分からないけど、後のドル誌で安井くんは「流星の泊まっているホテルの部屋に遊びに行ったとき、見せてもらったパリマニの映像でこれだと閃いた」と言っていたので決定打を打ったのはたぶんパリピポ横アリ公演の5/4〜6の間なはず。

とはいえこのわずかな期間で振りつけてクリエで披露するなんて、まさかそんな。パリマニ自体まだコンサートでしか披露されていなかったので、認知度は圧倒的に低くて。実際にアルバムを買って聴くか、コンサートに足を運んで観た人でないと知らない曲だと思う。それをJr.のみのステージでやるなんて絶対に不利。

それでもこの曲を選んだということは、知っているから盛り上がれるとか知らないから盛り上がれないということではなく、「知らなくても盛り上げられる」という確実な自信と意気込みがあったのだろうなあ。

なんでそう思えるかって、本家の盛り上がりが尋常じゃなかったから。もう一曲まるまる、登場から終わりまでずーっと歓声、歓声。あれを観てしまって、かっこいいと震えないはずがないし自分たちでも魅せてみたいと思うのはむしろ自然なことだと思う。パリマニに関しては他のチームと一味違う、選曲のセンスがひときわ光っていたところ。

 

 

二つ目は「演出のセンス」

 

前述したとおり、VIVIDの後にBO。この流れがもう最高によかったわけで。

はぎやす二人がラストの「どこまででもVivid baby~」の絡みで会場のボルテージを最高潮に上げると次に流れてくるのはBOのイントロ、もうこの時点でVIVIDへの歓声、BOへの歓声両方が混じってクリエが溶けるような熱気。ここからはほぼ記憶がないくらい、とにかくかっこよくて、唯一覚えているのは終盤、ステージ前方で横並びになった4人に一人ずつピンスポを当てるという演出。まっすぐの光が上からひとりひとりをきれいに照らしていて、後のMCで安井くんがこの演出を「かっこよかったでしょ!?」と嬉々として喋っていたけど、ほんとうに美しくもかっこよくて、さらに強い。魅せ方をよくわかっているなあとまたここでもセンスを感じさせられた。

 

PARTY MANIACS

 

パリマニに関しては、思い出すだけで血が沸き立つレベル。

私の乏しい語彙力では上手くあらわせられないのが悔しいけど、もう、とにかくすごい。圧倒的に魅せられてしまってしばらくは抜け出せなかった。

 

横アリ公演、WESTによって披露されたパリマニ、この曲の盛り上がりは相当なものでファンからの人気もひとしお。
セトリとしては後半に持ってこられていて、曲が始まる前には映像による煽りを何度も行い、焦らして次の曲への期待をどんどん高めるような演出。コンサートのメインだった。

 これが、謎4バージョンではみゅうとのアクセントダンスのあとにパリマニといった構成。これもまさに次の曲への期待をじわじわと高めさせるような演出で、さらにセトリでは後半。もう、これをメインと言わずに何をメインと言えようか。

アクセントダンスが終わりそのままパリマニのイントロが流れてくると、みゅうとによる英語での煽り(神ちゃんパート)、そしてステージ上段では頂点の玉座に鎮座するようにして安井くん、その一段下がったところ、側近のようにして萩谷くん、しょうきがスタンバイ。もうこの時点で文句のつけようがない圧倒的な存在感にのけ反りそうなほどで、すぐに「これは間違いない…!!」と確信した。

その確信はやっぱり勘違いなんかじゃなく、曲の終わりにかけてますます加速していくばかり。本家はどちらかというとそのスタイルや存在感で魅せるもので、踊りまくる!というパフォーマンスではなかったんだけど、よくこんなにもパリマニの世界観を壊さず振り付けしたなあという感じ。フォーメーションも目まぐるしく変わるしステージ上を駆け巡りそりゃあもう踊る踊る。目を疑うほど踊りまくっていて何より気迫と勢いがすごい。これだけ気合いを入れて作りこまれたものならパリマニもしあわせだよ…とよく分からない目線になってしまった。

振りも「ここは本家のままであってほしい…!」ってところはそのまま残していて、この本家そのままの振りの残し方が本っ当に完璧で、すごく勘の良い人たちだなあと感心した。むしろここさえ押さえておけばパリマニとして間違いない、みたいなところをしっかり汲み取って。(横アリではCO2の噴射が印象的だったんだけどそれも踏襲されていた)それだけでなく、ちゃんとアレンジもされていたからただのものまねにならず、完全に謎4バージョンのパリマニになっていた。

 

そして何がよかったって、4人が4人ともすごく高いパフォーマンス力だったんだよなあ。それぞれがそれぞれのステージで培ってきたものがひとつのステージ上で一気に放出されてしかもちゃんと4人のパフォーマンスになっている。この4人がグループでもなんでもないなんて何の罰ゲームだろう。

 

 

三つ目は「パート分けのセンス」

 

VIVID

 

望パート→安井くん(ピンク)

流星パート→萩谷くん(青)

ってなんだこの天才……思わず天を仰ぐしかない。

 

安井くんがのぞむだし萩谷くんが流星なのわかるわかるわかりまくるよ!安井くんの歌に合わせて萩谷くんが「びびびびっすぱーく!」大正解。内部に需要を分かりすぎている人がいるぞ。

 

 

Break Out

 

はぎみゅの「Let's Break  Out!」を合図に怒涛のラップ。「乱れた~」からは階段上がったステージの上手下手からやすもろが登場して淳太くんパートは安井くん、照史くんパートがしょうき。「あざ笑え」の上ハモはしょうき、そのあとの嘲笑は安井くん。その後のりゅかみはまラップははぎみゅ。

はあ、完璧すぎてため息が出る。何の違和感もなく、完全に完成されているものだった。

 

PARTY MANIACS

 

大サビ前の「We're PARTY MANIACS」がソロで4回続くところ。

一回目、息と声半分半分で若干囁くような重岡さんパートがみゅうと。

二回目、語気を少し強めながら歌う神ちゃんパートが萩谷くん。

三回目、完全に囁くように言う流星パートが安井くん。

四回目、曲の終わりにかけて一気に会場のボルテージを上げるような照史くんのフェイクがしょうき。

 

この歌割りが誰によってどのように決められたのかは分からないけど、寸分の狂いなく各人にぴったりとハマっていて感動すら覚えるほど気持ちいい。しかもしょうきのハリのあってよく伸びクリエに響き渡る強いフェイクがまあ絶品だこと、、照史くんに勝るとも劣らない。また聴きたいなあ。

 

 

選曲、演出、歌割り、すべてが相乗効果で見ている側にストレスのない、それでいてちょうど気持ちよく盛り上がれるポイントを突いてくる。なんだこのセンスは。軽率に、この4人がつくる横浜アリーナでのコンサートが見たいと思ってしまった。そんなこと、思わせといてグループでもデビュー組でもないなんて、責任とってよなんて言えない悔しい。ほんと、これだからジャニーズJr.はずるいよね…!!!!

*1:ジャニーズWESTが7人でのデビューを発表した舞台